婚約者と親友が浮気の果てに妊娠し、婚約を破棄された前世を持つ魔女のジャンヌ。
前世のトラウマから、彼女は他者との関りを断ち、恋愛とは縁遠い生活を送っていた。
そんな中、彼女は森の入り口で親から捨てられてしまった赤子を見つける。保護してもらおうと神殿に連れて行くも、己の子供と疑われた挙句冷たく追い返され、ジャンヌは仕方なくその子供を自分で育てることに。
それから六年。捨て子はマリアと名付けられ、ジャンヌと共に暮らしていた。
けれど何の因果か、マリアは次の聖女に選ばれてしまう。
これで厄介払いができる――――ジャンヌはマリアを神官セドリックに託し、断食魔女としての生活を謳歌しようと決心。けれど、セドリックはジャンヌの元に足繁く通い始め――――?
ずぼらで面倒くさがり、けれど実は情に篤く『絶対恋をしたくない』魔女ジャンヌと、
見目麗しく、冷めているように見えて実は熱い『愛したい男』神官セドリックの攻防劇。
※この作品は小説家になろう、アルファポリスにも掲載しています。
- あらすじ
前世にトラウマを抱える魔女ジャンヌ。彼女が森の入り口でうっかり拾って育てた子どもマリアは、六年後、聖女に選ばれることに。
これからは断食女子らしく、恋愛とは縁遠い生活を送ろうと決めていたのに、マリアを連れて行ったイケメン神官セドリックが、頻繁にジャンヌの元を訪れ――?
『お願いだから、わたしに構わないで!』
『嫌です』
ずぼら系魔女のジャンヌと、冷めてるようで熱い男セドリックの攻防劇。