ケータイ小説 野いちご

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    • 後輩
    • 放課後
    • バス停
    • 告白

    風邪で三日間学校を休んだ。
    久々に登校した病み上がりの今日、部活を終える頃には、また身体が熱く感じて。
    「……うぅ」
    ふらふらになりながら、いつものバス停までたどり着く。
    星空の下。ベンチに腰かけて、静かに目をつぶっていると、
    「……大丈夫ですか?」
    突然声をかけられて、驚く。
    立っていたのは、毎朝バス停で見かける、ずっと気になっていた後輩男子。
    「顔色悪いですよね」
    「だ、大丈夫です…」
    彼は巻いていたマフラーを私に差し出した。
    「使ってください」
    「いや、でも…」
    知らない人にマフラーを貸してくれるなんて、優しすぎる。
    遠慮する私に、彼は、
    「明日の朝、また返してくれればいいんで」
    …え?
    彼は、あ、とつぶやいた。
    「……すみません、実は。
    最近見かけなくて、どうしたのかなって」
    先輩のことずっと見てました。
    そう言った彼の、初めて見る笑顔に、本当の恋に落ちる音がした。

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    • 同級生
    • 放課後

    君は覚えてるかな。



    まだ、忘れていないかな。


    二人であの日、アンサンブルをしたこと____________。






    帰り道、歴史の授業について思い出していたら

    トリップしました。

    ......は??




    ?「俺、瑠樹が好き」


    ?「小玉、天下人の妻としてそばにいてほしい」

    ?「アンタのこと、気に入った。」

    ?「小玉さんっ、大好きです!」

    ?「御館様に手を出さぬよう、俺が見張る」

    ?「しっかり俺に捕まってろ」



    思い出せない記憶、日々更新されていく記憶。


    私は____________?




    ?「いい、この世界で全てを忘れちゃいけない。



    戻れるのは一年に一度。」



    わたしは、なにをすればいい。

    わたしは、もういやだから。

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    • 同級生
    • お昼休み
    • 廊下
    • 壁ドン

    「お前、今日もパン?」
    午前の授業の終わりと同時に立ち上がると、隣の席のアイツが話しかけてくる。
    「たまには弁当つくれ、また太るぞー」
    「うるさいな」
    私は赤くなって、
    「あんたに構ってる暇ないし。
    今日こそ一番人気の焼きそばパン、ゲットするんだから」
    失礼なアイツを無視して教室を出ると、いつの間にか追いかけてきた彼が私を追い越して笑った。
    「じゃ、勝負しようぜ」
    「は!?」
    走り出した彼を追いかける。

    学食のパンはうりきれていた。
    「残念だったね」
    先に着いた彼の手には焼きそばパン。
    「よこせ、それ」
    「やだよ、俺のだもん」
    悔しくて唇をかむと、彼に廊下の壁に追い詰められる。
    「じゃあ、今日の放課後、これと引き換えにデートする?」
    「は?」
    彼は私の手にパンを押し付けた。
    「ちょ……」
    戸惑う私を置いて歩き出した彼は、隠していたもう一つの焼きそばパンを見せて、ニヤリと笑った。

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