五人の私は、明日も「さよなら」の交換日記を綴る。

青春・友情

五人の私は、明日も「さよなら」の交換日記を綴る。
作品番号
1767776
最終更新
2025/12/04
総文字数
12,868
ページ数
4ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0
弱虫、怒りんぼ、泣き虫……全部ひっくるめて『私』なんだ。 自分を好きになれないすべての人へ贈る、優しい青春物語。

「読んで! 書いて!」 学習机に置かれたツバメノート。
そこから、私と、私の中にいる四人の人格たちとの奇妙な交換日記が始まった。

 高校生の藤崎藍(アイ)は、幼い頃の事故のトラウマから解離性同一性障害を抱え、記憶が途切れる日々に怯えて生きていた。 ある日、藍は通信制高校で、金髪のダンサー志望の少女・メモリーと出会う。行き場のないメモリーを家に招き入れたことから、藍と4人の人格、そしてメモリーとの不思議な共同生活が幕を開ける 。
 攻撃的な「サユ」、泣き虫の「カナ」、性別に違和感を持つ「タク」、そして明るい「ナツ」 。 メモリーは、藍の中にいる個性豊かな彼らを驚くほど自然に受け入れ、それぞれと友情を育んでいく 。「身体のパーツをバラバラに動かすから、ダンスはまとまりが出るんやで」 メモリーが教えるダンスの基礎「アイソレーション」の言葉に、藍は「統合」だけが正解ではない、「バラバラのままでもいいんだ」という救いを見出す 。
 しかし、季節が巡り、数々の別れが訪れる。傷ついた心が、再び「自分たち」を愛せるようになるまでの、切なくも温かい涙の物語。

※名称は記載していませんが、主人公は解離性同一性障害という設定になっています。
※直接的ではありませんが、女性と「性自認が女性」との性描写があります。
あらすじ
弱虫な私、自分が好きになれない私、そして優しい君たち……バラバラな五人と『ダンスの子』との共同生活を綴った、世界一孤独で賑やかな交換日記。

幼い頃のトラウマから五つの人格を持つようになった高校生・藍。バラバラな人格たちと「交換日記」で対話を始めた彼女は、自由奔放なダンサー・メモリーとの共同生活を通じ、不器用な自分(たち)を許し、自分と人を愛することを学んでいく青春再生ストーリー。

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

この作品には、まだ投票されていません。

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop