幼馴染に彼女ができたとき、私は貴方が好きだと気づいた。

恋愛(ラブコメ)

紫陽花/著
幼馴染に彼女ができたとき、私は貴方が好きだと気づいた。
作品番号
1783517
最終更新
2026/06/05
総文字数
9,778
ページ数
11ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0
誰よりも近くにいたはずなのに、その気持ちに気づいたのは、もう遅かった。高校二年生の朝倉陽菜は、幼い頃からずっと一緒だった幼馴染・湊と過ごす毎日を当たり前だと思っていた。朝の登校も、放課後の帰り道も、何気ないメッセージのやり取りも。恋なんて知らないまま、「ずっとこのまま」が続くと信じていた。──けれど、その当たり前はある日突然終わる。「俺、彼女できたんだ」そう言って照れくさそうに笑った湊の隣にいたのは、同じクラスの白石美羽。明るくて優しくて、誰からも好かれる美羽は、なぜか陽菜のことを特別に慕っていた。「陽菜ちゃん大好き!」と無邪気に抱きついてきては、一緒に帰ろうと誘ってくれる。恋愛相談も、嬉しそうなのろけ話も、真っ先に聞かせてくれる。本当なら、祝福しなければいけない。だって美羽は大切な友達だから。だって湊はただの幼馴染だから。なのに二人が並んで歩く姿を見るたびに胸が苦しくなる。美羽から送られてくる幸せそうなメッセージを見るたびに心が痛くなる。

そして陽菜は気づいてしまう。湊のことを、自分は誰よりも好きだったのだと。だけど、気づくのが遅すぎた。湊には彼女がいる。しかも美羽は、自分を心から慕ってくれる大好きな友達。「応援したい」と「諦められない」が何度もぶつかり合う中、陽菜は誰にも言えない恋心を抱え続ける。

そんなある日、美羽が不安そうに呟く。「ねえ陽菜ちゃん。もし好きな人に、もっと好きな人がいたらどうする?」その言葉に、陽菜の止まっていた恋が少しずつ動き始める。大切な二人を失いたくなくて、陽菜は今日も笑顔を作る。「この恋は、気づかなかったことにしよう」そう決めたはずなのに。幼馴染とその彼女。大好きな二人に挟まれながら、陽菜の初恋は少しずつ行き場をなくしていく。

友情を守るのか。恋を選ぶのか。それとも、誰にも想いを告げないまま終わらせるのか──。優しくて不器用な少女が抱えた、遅すぎる初恋。三人の想いが交差するとき、止まっていた関係が静かに動き出す。


幼馴染への恋心に気づくのが遅すぎた【片想い女子】
朝倉陽菜 Hina

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彼女ができても陽菜を特別視してしまう【無自覚男子】
神谷湊 Minato

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湊の彼女で陽菜がすごく大好き【一途女子】
白石美羽 Miu

幼馴染に彼女ができた日、止まっていた初恋が動き出す!
陽菜の恋は諦めるために始まったはずだった。
あらすじ
幼馴染の湊に彼女・美羽ができ、陽菜は初めて自分の恋心に気づいた。だけど、陽菜を誰よりも慕ってくれる大切な友達。「お似合いだね」と笑いながら陽菜は誰にも言えない想いを胸の奥に隠し続ける。二人の幸せを願いたいのに諦められない。誰も悪くない。だからこそ苦しい。友情を守るのか。恋を選ぶのか。それとも、誰にも想いを告げないまま終わらせるのか。遅すぎた初恋と優しい嘘が交差する切なくて眩しい青春ラブストーリー。

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