放課後。
「陽菜、付き合って」
朝の約束通り、湊に呼び止められた。
「買い物だっけ」
「うん」
駅前のショッピングモールへ向かう。
何を買うのかも知らずに。
「で、何買うの?」
そう聞いた瞬間だった。 湊は少し照れたように笑う。
「美羽に」
陽菜の足が止まる。
「……え?」
「来週、美羽の誕生日だから」
当たり前のような口調だった。
彼女なんだから当然だ。
当然なのに。 胸の奥が少しだけ重くなる。
「へぇ」
うまく笑えた気がしない。
「何あげればいいと思う?」
「彼女いる人に聞いてよ」
「陽菜のほうが美羽と仲良いだろ」
その言葉に、断ろうと思った。 本当は帰りたかった。
でも。
「しょうがないな」
気づけばそう答えていた。
どうしてだろう。 彼女のためのプレゼント選びなのに。 帰りたいはずなのに。
湊と一緒にいたいと思ってしまった。 その理由は、まだ分からなかった。
「陽菜、付き合って」
朝の約束通り、湊に呼び止められた。
「買い物だっけ」
「うん」
駅前のショッピングモールへ向かう。
何を買うのかも知らずに。
「で、何買うの?」
そう聞いた瞬間だった。 湊は少し照れたように笑う。
「美羽に」
陽菜の足が止まる。
「……え?」
「来週、美羽の誕生日だから」
当たり前のような口調だった。
彼女なんだから当然だ。
当然なのに。 胸の奥が少しだけ重くなる。
「へぇ」
うまく笑えた気がしない。
「何あげればいいと思う?」
「彼女いる人に聞いてよ」
「陽菜のほうが美羽と仲良いだろ」
その言葉に、断ろうと思った。 本当は帰りたかった。
でも。
「しょうがないな」
気づけばそう答えていた。
どうしてだろう。 彼女のためのプレゼント選びなのに。 帰りたいはずなのに。
湊と一緒にいたいと思ってしまった。 その理由は、まだ分からなかった。



