紫陽花さんの作品一覧

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誰よりも近くにいたはずなのに、その気持ちに気づいたのは、もう遅かった。高校二年生の朝倉陽菜は、幼い頃からずっと一緒だった幼馴染・湊と過ごす毎日を当たり前だと思っていた。朝の登校も、放課後の帰り道も、何気ないメッセージのやり取りも。恋なんて知らないまま、「ずっとこのまま」が続くと信じていた。──けれど、その当たり前はある日突然終わる。「俺、彼女できたんだ」そう言って照れくさそうに笑った湊の隣にいたのは、同じクラスの白石美羽。明るくて優しくて、誰からも好かれる美羽は、なぜか陽菜のことを特別に慕っていた。「陽菜ちゃん大好き!」と無邪気に抱きついてきては、一緒に帰ろうと誘ってくれる。恋愛相談も、嬉しそうなのろけ話も、真っ先に聞かせてくれる。本当なら、祝福しなければいけない。だって美羽は大切な友達だから。だって湊はただの幼馴染だから。なのに二人が並んで歩く姿を見るたびに胸が苦しくなる。美羽から送られてくる幸せそうなメッセージを見るたびに心が痛くなる。 そして陽菜は気づいてしまう。湊のことを、自分は誰よりも好きだったのだと。だけど、気づくのが遅すぎた。湊には彼女がいる。しかも美羽は、自分を心から慕ってくれる大好きな友達。「応援したい」と「諦められない」が何度もぶつかり合う中、陽菜は誰にも言えない恋心を抱え続ける。 そんなある日、美羽が不安そうに呟く。「ねえ陽菜ちゃん。もし好きな人に、もっと好きな人がいたらどうする?」その言葉に、陽菜の止まっていた恋が少しずつ動き始める。大切な二人を失いたくなくて、陽菜は今日も笑顔を作る。「この恋は、気づかなかったことにしよう」そう決めたはずなのに。幼馴染とその彼女。大好きな二人に挟まれながら、陽菜の初恋は少しずつ行き場をなくしていく。 友情を守るのか。恋を選ぶのか。それとも、誰にも想いを告げないまま終わらせるのか──。優しくて不器用な少女が抱えた、遅すぎる初恋。三人の想いが交差するとき、止まっていた関係が静かに動き出す。 幼馴染への恋心に気づくのが遅すぎた【片想い女子】 朝倉陽菜 Hina × 彼女ができても陽菜を特別視してしまう【無自覚男子】 神谷湊 Minato × 湊の彼女で陽菜がすごく大好き【一途女子】 白石美羽 Miu 幼馴染に彼女ができた日、止まっていた初恋が動き出す! 陽菜の恋は諦めるために始まったはずだった。
恋とか、愛とか。
紫陽花/著

総文字数/24,209

恋愛(学園)18ページ

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誰もが「目が合った」「名前を呼ばれた」と一喜一憂する教室の片隅で、星の宮学園 中学二年生の柚葉は、静かに青空を眺めていた。もう二度と、誰も好きにならない。「いっそのこと、青空になりたい」──そう願う彼女には、誰にも言えない、愛した人を失った過去があった。 そんな柚葉の前に現れたのは、転校生の諒。誰ともかかわらないのに、柚葉だけにはよく絡む。諒の優しさに触れるたび、好きが加速していってしまう。しかし、そんな幸せな空気の中で、親友で幼馴染の綾香から不意に「……ところで、何で柚葉は恋……しないの?」と聞かれてしまった。言えない。私が恋をしない本当の理由なんて、絶対に言えない──。 冗談を言い合い、笑い合う大切な日常を守るため、柚葉は自分の心に再び深い鍵をかける。「きっと私の‘恋しない理由‘は、一生言わなくていい」と言い聞かせながら。 優しく、真面目な性格 愛した人を失ったことを誰にも言えていない 【秘密女子】 愛原柚葉 Aihara yuzuha × 柚葉のクラスの転校生 誰ともかかわらないのになぜか、柚葉にだけ絡む 【謎男子】 川口諒 Kawaguchi Ryo 最高のプロローグから始まる、切なくも瑞々しい等身大の青春ストーリー。 頑なに心を閉ざす柚葉の「恋の扉」は、果たしていつ、どのように、開かれるのか──。 【皆様、初めまして。私のデビュー作(?)となります。もしよかったら、読んでください!!】
紫陽花の短編集物語#1
紫陽花/著

総文字数/8,674

青春・友情4ページ

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[恋をすると、世界は少しだけ特別になる。] 放課後の教室で交わす何気ない会話。 毎日顔を合わせる幼馴染との距離。 お嬢さまと執事の許されない想い。 先輩と後輩が紡ぐ、もどかしい時間。 友達や親友と笑い合う青春。 この短編集では、そんなさまざまな「恋」や「青春」、「友情」をテーマにした物語をお届けします。 甘くて幸せな恋。 切なくて涙がこぼれる恋。 気づいた時には手遅れだった恋。 言葉にできない片想い。 すれ違いながらも繋がっている友情。 「ずっと一緒」を信じたかった、大切な関係。 主人公も、舞台も、結末もそれぞれ違うけれど、どの物語にも誰かの大切な想いが詰まっています。 1話完結する短いお話から、数話にわたって描かれる少し長めのお話まで、気軽に読める作品を集めました。 「今日は胸キュンしたい」 「切ない恋が読みたい」 「すぐに読める物語を探している」 そんな時に、ふらりと立ち寄っていただけたら嬉しいです。 また、「こんな恋愛が読みたい!」「この設定で書いてほしい!」などのリクエストも大歓迎です。 あなたの好きな恋が、ここで見つかりますように。 紫陽花が咲く季節のように、優しくて、時には少し切ない――。 そんな恋物語をお届けします。 【紫陽花の短編集物語#1】
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