紫陽花さんの作品一覧

私たちの友情は一生不滅!
紫陽花/著

総文字数/8,303

青春・友情13ページ

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「私たちの友情は一生不滅!」 ――そう笑い合っていたのは、 桜坂伊奈・岡本綾里・竹井和香菜・町田七海。 いつメンの4人で迎えた高校生初の大阪旅行は、 胸が高鳴る最高の思い出になるはずだった。 しかし、その輝かしい未来は、 ほんの数秒の出来事で音を立てて崩れ去ることになる。 大阪の街に降り立った伊奈は、 待ちきれない高揚感に背中を押されるように、 一人だけ足早に横断歩道へと踏み出した。 もちろん信号無視などではない。 ただ、誰よりも早くあの場所にたどり着きたかっただけなのだ。 青信号が点灯し、伊奈は軽やかな足取りで向こう側へ渡りきった。 だが、振り返った伊奈の耳に飛び込んできたのは、 世界が裂けるような凄まじい衝撃音だった。 「――え……?」 振り返った視線の先に広がっていたのは赤く染まったアスファルト。 変わり果てた姿の綾里、和香菜、七海の姿。 ルールを守って渡っていたはずの3人が、 一台の暴走車に跳ね飛ばされていたのだ。 頭が真っ白になり、足の震えが止まらない。 伊奈はただ血だまりの中に横たわる 3人の名前を呼び続けることしかできなかった。 目の前で親友たちの命が消えていく。 その残酷な現実を、伊奈の脳みそは拒絶し続けた。 「どうして、私じゃなかったの……?」 楽しみにしていた旅行が一転して地獄となり、 生き残ってしまったという強烈な自責の念が、 伊奈の心を容赦なく蝕んでいった。 親友たちのいない世界で息をする価値などない。 そう確信した伊奈は、 すべてを終わらせるために、自ら命を絶つ道を選ぼうとする。 冷たい絶望の淵で、消えようとしていた 伊奈を引き止めたのは、クラスメイトの井田賢人だった。 「死ぬなよ。お前が生きる意味は、ここにある」 ぶっきらぼうでありながらも、 誰よりも真っ直ぐな賢人の言葉と温もりが、 伊奈の凍りついた心を優しく溶かしていく。 親友たちを失った深い傷を抱えながらも、 伊奈は賢人に支えられ、 少しずつ生きる意味を見出していくのだった。 いつしか伊奈にとって賢人は、 失った心の穴を埋めてくれる以上の存在になっていた。 賢人が抱く切ない恋心に気づきながら、 伊奈もまた彼を意識し始める。 過去のトラウマと未来への希望の狭間で 揺れ動きながら、二人はまだ名前のつかない 「友達以上恋人未満」という 甘く切ない関係を歩み出していく――。
これは、診察だ。~18歳娘の婚約者の裏の顔編~
紫陽花/著

総文字数/2,704

恋愛(キケン・ダーク・不良)5ページ

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【紫陽花の恋人たち 限定】 [これは、診察だ。]シリーズ 第5作目!!
これは、診察だ。~18歳娘の婚約者騒動編~
紫陽花/著

総文字数/4,436

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【紫陽花の恋人たち 限定】 これは、診察だ。 第4作目!!
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60冊目★
これは、診察だ。~子育て編~
紫陽花/著

総文字数/5,983

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【紫陽花の恋人たち 限定】 晴れて夫婦となり、 愛する夫・蓮と 穏やかで甘い新婚生活を 送っていた葵。 そんな二人のもとに、 待望の新しい命がやってきた! しかし、「エリート外科医」 としての顔を持つ蓮は、 父親になった途端に その「過保護すぎるドS溺愛モード」が全開に。 妊娠中から「お前の体調が最優先だ」 「余計な動くな」と過剰に心配し、 ついには無事に産まれた・凛に 対しても、将来の虫がつかないようにと 今から警戒心剥き出しの 「心配性なイクメンパパ」へと変貌を遂げる。 一方の葵は、初めての育児に奮闘しながらも、 相変わらず愛情深く自分を包み込んでくれる 蓮の姿に支えられ、母親として、 そして看護師としてもさらに大きく成長していく。 仕事に、育児に、そして夫婦のラブラブな時間に――。 ツンデレでドSなエリート医師パパと、 一生懸命で愛情いっぱいのママ、 そしてすくすく育つ可愛い娘の三人が織りなす、 笑いあり涙あり、胸キュン度MAXの ハートフルファミリーストーリーが開幕!
これは、診察だ。~新婚編~
紫陽花/著

総文字数/6,320

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【紫陽花の恋人たち 限定】 晴れて夫婦となり、 蓮のマンションで新婚生活を スタートさせた葵。 しかし、超多忙なエリート 心臓血管外科医の夫・蓮と、 一人前の看護師として 夜勤や日勤をこなす 葵の生活は、すれ違いの連続!? 家事を完璧にこなしたい葵だが、 不器用さが爆発して毎日のようにドジを踏む。 一方の蓮は、クールを装いつつも、 家で待っていてくれる葵が 愛おしくてたまらない 「過保護な妻溺愛モード」全開。 職場では相変わらず「厳しい指導医と部下」、 家では「ツンデレ夫と愛され妻」 という絶妙なギャップの中、 小さなすれ違いやラブラブな ハプニングを乗り越えて、 本当の意味での「家族」になっていく――。 最高に甘くて幸せな、ふたりの新婚ライフ開幕!
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寂しさに耐えかねて「レンタル彼女」 を予約した男子高校生・小早川迅。 しかし、約束の場所にやってきたのは、 誰もが振り返る超絶美少女の 双子姉妹・姉の永田香奈と 妹の永田羽奈だった。 しかも二人とも、制服の上からでもはっきりと 分かるほどの超弩級な豊満プロポーションの持ち主! 双子お試し特別プランという名目で、 一人分の料金のまま 「二人同時のダブルレンタル」 という前代未聞のデートが幕を開ける。 包容力抜群でお姉ちゃんらしい 甘やかし方をしてくる香奈。 無自覚に距離感がゼロで 小悪魔的な攻撃を繰り出す羽奈。 右腕には香奈の柔らかい感触、 左腕には羽奈の甘い匂いと密着。 カラオケ個室での密着デュエット、 迅の部屋で濡れた服を着替えるハプニング、 エプロン姿でのご奉仕オムライスと、 二人の圧倒的スタイルと猛烈な甘々アタックに、 迅の頭の中は「理性を保て! 相手はレンタルだぞ!」 という葛藤とパニックで大忙し。 毎回のように理性の命運が試される過酷(?)で 最高な日常が続いていく。 しかし、些細な癖や匂いで二人を完璧に 見分ける迅の誠実で優しい素顔に触れるうち、 プロ意識の塊だった双子の心に変化が生まれる。 「レンタル料金なんていらない」 「もっと迅くんと一緒にいたい」 契約時間を過ぎても帰りたがらない二人。 二人の胸の中で燃え上がったのは、 もはや仕事の割り切りなどではなく、 一人の男性としての迅への「本気の好意」だった。 ついに訪れたレンタル契約終了の日。 寂しさを押し殺して別れを告げようとする迅に対し、 ドレスアップした双子は真剣な表情で 二人同時に告白を仕掛ける。 「レンタルなんかじゃなくて、迅さんの本当の彼女になりたい!」 パニックになり「二人なんて選べない!」 と頭を抱える迅だったが、 双子の答えは最初から決まっていた。 「双子なんだから二人で分け合うのが当たり前♪」 こうして「レンタル」の関係は終わり、 まさかの「二人まとめて本物の彼女」 という夢のような新生活がスタート! 毎日がハーレムで、毎日が理性の限界バトル。 最高に甘くてちょっとエッチな、胸躍るラブコメディ!
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タイトル名↓ 【紫陽花のように、綺麗に咲く君へ。~今日、キミに恋しました~】 初夏の美しい紫陽花が咲き誇るリゾート地。 そこに集まったのは、 今をときめくティーンの女子5人と、 一癖も二癖もある男子7人。 画面の向こうの視聴者が熱狂するのは、 「男子が女子を奪い合う、 切なくもピュアな 王道ラブストーリー」。 ……しかし、カメラが回っていない 【裏側】のリアルは、全くの別物だった。 「フォロワーを増やして有名になりたい」 「成立したフリをして、ビジネス破局すればいい」 「あいつの好感度を下げて、自分が引き立て役になろう」 そんな、全員が自分の利益のために 「嘘の恋」を演じるビジネスの場。 男子が2人多いという過酷なルールの中、 カメラの裏では、 女子たちの熾烈なポジション争いと、 男子たちの生存をかけた 騙し合いが繰り広げられていく。 そんな中、ある「事件」をきっかけに、 全員の計算が狂い始める。 演じていたはずの「嘘の恋」が、 本物の恋に変わってしまった時、 この台本のないリアリティショーは、 誰も予想できない結末へと加速していく――。 「ねえ、いま私を見てる君は――本物?」 キラキラした画面の裏で繰り広げられる、 嘘と本音が交錯する、 超リアル・恋愛心理サスペンス! 人気芸能人12人が集う超人気恋リア番組 【紫陽花のように、綺麗に咲く君へ。~今日、キミに恋しました~】 男子が2人多い残酷ルールで、 カメラの裏は売名・嘘・裏工作だらけのドロドロな戦場!? 嘘つきな彼らが最後に掴むのは、ビジネスか、本物の恋か。 ★表記について★ ①~⑩=第1篇 開戦のホイッスル ⑪~⑳=第2篇 加速する嘘と嫉妬 ㉑~㉚=第3篇 崩壊する仮面 ㉛~㊵=第4篇 それぞれの決断 ㊶~㊿=第5篇 カメラの向こうの未来 2026.7.10時点、全50章完結予定。
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【最年長側室の覚醒】の続編! 歪んだ悪法が撤廃され、 平穏が訪れたはずのクインテラ王国。 だが、正妃の座を巡る国内外の貴族たちの 次なる権力闘争が水面下で始まっていた。 先王の崩御に伴い、わずか18歳で即位した 平民の血を引く天才王・アルフレッドは、 「愛などという不確定な感情は国を弱くする。俺は誰も愛さない」 と心に誓う。 彼は実家の権力を盾に迫る貴族たちへの奇策として、 正妃を廃止し、10人の側室を全員同等に迎える 前代未聞の「新・後宮法」を電撃発布。 輿入れしてきたのは、かつて母・エレナと 共に戦った同志の娘たちをはじめ、 異国の王女、そして街で見出した 平民の天才数学少女など、 一癖も二癖もある最強の女たちだった。 王の暗殺を狙う前王の偽隠し子・ギルバートの襲来、 そして保守派貴族の経済封鎖に対し、 アルフレッドは10人の側室の才能を見抜き、 軍事・財務・外交などを司る女性 「後宮キャビネット」を結成。 寵愛ではなく信頼で結ばれた彼女らは、 国家の危機を次々と逆転していく! 大太后となったエレナが見守る中、 かつて女の墓場だった後宮を 「最高峰の国家経営チーム」へと塗り替える、 新世代の最強頭脳戦サバイバルが 今、幕を開ける! ★登場人物紹介★ アルフレッド【蒼天宮】 誰も愛さないと誓った、18歳の冷徹な天才王。 レオンハルト【太極宮】 エレナを愛し、悪法を廃止した偉大なる先王。 エレナ【太極宮】 国を救い、大太后となったアルフレッドの母。 ブリジット【紅蓮宮】 最強の剣技を持つ、前作戦友の娘の第1側室。 クロエ【金剛宮】 若くして商会を仕切る、天才商人の第2側室。 セシル【紫苑宮】 情報と後宮の裏を掌握する、隠密の第3側室。 グレース【薔薇宮】 三大貴族の傲慢令嬢から味方に大化けする第4側室。 オリヴィア【白鳥宮】 気弱だが芯が強く、脅迫に涙し改心する第5側室。 シャーロット【青磁宮】 伝統を重んじ、社交界を完璧に操る第6側室。 フリーダ【氷晶宮】 北方大国から入内した、凍土騎兵を操る第7側室。 シャディア【夜香宮】 砂漠の交易国から来た、毒香を操る妖艶な第8側室。 メイリン【淡墨宮】 東洋の東方帝国から来た、武術と薬学の第9側室。 アリア【銀河宮】 王がスカウトした、平民出身の天才数学第10側室。
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高校生の咲良、冬馬、優樹菜、晴汰の4人は、 周りから見れば誰もが羨む仲良しグループ。 しかし彼らの間には、あまりにも 壮大で切ない「勘違い」が渦巻いていた。 咲良は冬馬のことが大好き。 けれど「冬馬の本命は、私の心友である優樹菜だ」と信じ込み、 本当の気持ちを隠している。 一方の冬馬も咲良を心から愛しているが、 「咲良が好きなのは俺の幼馴染の晴汰だ」と思い込み、胸を痛めていた。 さらに優樹菜は晴汰が好きだが「晴汰は咲良が好き」、 晴汰は優樹菜が好きだが「優樹菜は冬馬が好き」と誤解しており、 4人全員が「自分は片思いで、相手は自分の親友に恋をしている」 という絶望的な四角関係に陥っていたのだ。 「相手には別に好きな人がいる」と思い込んでいるからこそ、 彼らは自分の好意を隠し、時に身を引こうとする。 けれど、溢れ出る愛しさはどうしても抑えきれない。 朝の目覚めの連絡、登校中の抱き枕のような密着、 膝枕での甘い囁き、密室でのバックハグ、人混みでの力強い手繋ぎ、 そして「大好き」「愛してる」という無自覚な囁き——。 日常のあらゆる瞬間に、お互いへの「好き」が漏れ出し、 勘違いのフィルターを通した胸キュンなシチュエーションが次々と巻き起こる。 本人は「片思いの悲しい優しさ」として受け止めているものの、 端から見ればどこからどう見ても激甘なカップルそのもの。 そんな甘くも切ないすれ違いの日々が続き、 ついに冬馬の感情が限界突破を迎える。 夜の公園で、冬馬は咲良の手を握り締め、 「お前が晴汰を好きなのは知ってる。でも、おじいちゃんとおばあちゃんになっても手を繋いでいたいのは俺なんだ!」 と涙ながらに告白。しかし、それを受けた咲良から返ってきたのは。 「私が好きなのは冬馬くん! 冬馬くんこそ優樹菜が好きなんじゃないの!?」 という衝撃の答えだった。 駆けつけた晴汰と優樹菜も巻き込み、 夜の公園で怒号のような答え合わせが始まる。 「俺が好きなのは優樹菜だ!」 「えっ、私は晴汰が好き!」 こうしてついに明かされた真実。 今まで重ねてきた数々の甘い時間は、 切ない片思いなどではなく、ただの「重すぎる相思相愛」だったのだ。 壮大な勘違いに気づいた4人は真っ赤になりながら爆笑し、 長く遠回りした最高の恋がついに実を結ぶのだった。
鈴の音がやんだとき、新たな恋をする。
紫陽花/著

総文字数/6,430

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★紫陽花の恋人たち限定 【風が鈴を鳴らすとき、恋をする。】 の続編です。 森風鈴への長年の初恋に区切りをつけ、 彼女の背中を笑顔で送り出した武田廉太郎。 彼にとって、それは一つの切ない 青春の終わりだった——はずなのに!? 風鈴と楓の交際がスタートして数週間後。 なぜか廉太郎は、クラスの女子たちから 猛烈なアプローチを受けていた。 「あんなに一途で優しくて男らしい廉太郎くんを、 失恋させたままになんて絶対にできない!」 「今度は私たちが廉ちゃんを幸せにする番!」 かつてイケメン二人の対立に熱狂し、 風鈴の恋を応援していた女子グループが、 今度は『武田廉太郎・幸せ育成プロジェクト』へと 完全にシフトチェンジしてしまったのだ。 毎朝手渡される手作りクッキーに、 放課後の怒涛のお誘い。突然のモテ期の到来に タジタジで逃げ回る廉太郎。 そんな彼を見て、幼馴染の風鈴と彼氏の楓は 「廉ちゃん、モテモテじゃん! いい人選びなよ!」 「今まで俺に散々嫉妬させてたお返しだ。せいぜい青春を謳歌しろよ」と、 悪ノリ全開で全力バックアップ (という名のただの冷やかし)をしてくる始末。 騒がしくもドタバタな日々の中、 廉太郎は女子グループの中にいる一人の大人しい少女・水瀬しずくに目を留める。 周りの女子たちがどこか「推し活」感覚でワイワイ盛り上がる中、 彼女だけは控えめで、押しに弱い廉太郎が困っていると いつもそっと助け舟を出してくれていたのだ。 実はしずくは、廉太郎が風鈴だけを ずっと見つめていたあの頃から——。 誰よりも前から、密かに彼のことだけを 本気で想い続けていた究極の「一途女子」だった。 「私……廉太郎くんが無理して笑うの、もう見たくないんです」 お祭り騒ぎの裏側で、しずくが不意に見せた真っ直ぐで不器用な本音。 それはかつて、自分が風鈴に向けていた 「見返りを求めない一途な優しさ」とそっくりで……。 彼女のひたむきな想いに触れた時、 廉太郎の心で鳴り続けていた 切ない初恋の未練が、スッと消えていく。 ずっと鳴り響いていた初恋の鈴の音がやんだ時、 今度は自分だけを見つめてくれる健気な少女とともに 温かくて新しい恋の風が吹き始める——! 失恋男子の思いがけないモテ期と、幼馴染カップルの容赦ないイジり。 ドタバタで最高に甘酸っぱい青春ラブコメ・スピンオフ短編!
嘘つきな私の、100%のスキ。
紫陽花/著

総文字数/3,151

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クラスで「高嶺の花」と呼ばれる 成績優秀で無口な氷城蓮。 接点のなかった彼に対し、 主人公の葵は友人たちとの遊びの 罰ゲームで「好きです、付き合ってください」 と嘘の告白をする羽目になる。 即座に断られると高を括っていた葵だったが、 氷城は見たこともない柔らかい笑みを浮かべて快諾。 予想外の展開から、二人の「偽物の恋人関係」がスタートした。 最初はすぐに嘘だと明かして謝るつもりだった葵。 しかし、放課後に二人で帰る時間が重なるにつれ、 不器用ながらも自分を気遣ってくれる氷城の優しさに触れ、 葵の心には本物の恋心が芽生えていく。 さらに「実は前から葵のことが気になっていた」 と照れながら打ち明ける氷城の純粋な想いを知り、 本当のことを言えない申し訳なさと 嫌われる恐怖で葵の胸は強く締め付けられていく。 そんな二人の関係は、文化祭の準備中に突如終わりを迎える。 葵に罰ゲームを仕掛けた友人たちの会話を、 氷城が偶然耳にしてしまったのだ。 絶望に青ざめた氷城は傷ついて走り去ってしまう。 自分の罪と向き合う覚悟を決めた葵は、 雨が降り頻る校庭を突き抜け、 彼が一人で佇む思い出の屋上へと駆け上がっていった。 雨が降りしきる屋上で、 葵は逃げずに自分の罪を認め深く謝罪する。 最初は罰ゲームという最低な嘘から 始まったことを涙ながらに打ち明けた。 そして、彼と過ごした愛おしい時間や 触れた優しさは本物であり、 今の自分の中にある「好き」という感情だけは 絶対に100%嘘ではないのだと必死に叫んだ。 葵の本気の叫びを受け止めた氷城は、 冷たくなった葵の手を優しく包み、 「もう一回、やり直させて」と微笑んだ。 罰ゲームではなく本当の恋人として 付き合いたいという氷城の言葉を受け、 二人は固く結ばれる。 最悪な嘘から始まった恋は、 雨の中で互いの真心を重ね合わせ、 「100%の真実の恋」へと生まれ変わったのだった。 ウソから始まる恋ストーリー!
1本の赤いバラに、思いを込めて。
紫陽花/著

総文字数/3,863

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★紫陽花の恋人たち 限定 【3本の赤いチューリップに、気持ちを込めて。】 の続編です。 ★野いちご 50作目の小説★ 高校の卒業式。 涙をこらえながら、3本の赤いチューリップを 結翔先輩の胸元に押し付けて走り去った。 言葉にできなかった「愛しています」という想い。 あの恋は、冷たい風とともに、 私のなかで静かに終わったはずだった――。 それから数年の月日が流れ、大人になった私は、 とある会社で社会人として働いていた。 ある日、配属された新しい部署で、 息が止まるほどの衝撃を受ける。 そこには、あの日の面影を残したまま 大人になった結翔先輩がいたのだ。 偶然にも、私たちは同じ会社で働くことになっていた。 再会に動揺する私に対し、結翔先輩は変わらず優しく、 私を導いてくれる。 高校時代は遠かった背中が、今は同じ目線の高さにある。 もうあの日のような臆病な私には戻らない。 そう思いつつも、かつての初恋が 胸の奥が甘く切なく痛む日々が続いた。 そして迎えた、私の二十四歳の誕生日。 仕事終わりに「ちょっと付き合えよ」と結翔先輩に 連れ出されたのは、静かな夜の公園だった。 夜風が心地よく揺れる中、 先輩はバッグからスッと一本の真っ赤なバラを取り出し、私の差し出した。 「これ、誕生日おめでとう」 、意味深な贈りものに頭が混乱する。 花に込められたメッセージなんて 知る由もない私は、首を傾げながら結翔先輩を見上げた。 「あのさ、これ……どういう意味、ですか?」 私の素朴な疑問に、結翔先輩はふっと柔らかく、 愛おしそうに微笑んだ。 そして、少しだけ照れたように視線を逸らしてから、 私のほうへ一歩近づく。 「高校の卒業式の日、お前がくれた3本のチューリップ。あのとき俺、本当はめちゃくちゃ嬉しかったんだ。……実は、お前が委員会で隣に座った初日から、俺もお前に一目ぼれしてたからさ」 ――え? 結翔先輩も、あのときからずっと……。 言葉を探す私の唇を塞ぐように、 先輩の唇が重なる。 甘くて、少しだけ切ない、 不意打ちのキス。 「――1本のバラの意味は、『あなたしかいない』『一目ぼれ』だよ。ずっと、お前だけだった」 心臓の音がうるさいほどに響く夜。 開くことのなかったはずの私たちの初恋は、 数年の時を経て、最高のかたちで色鮮やかに花開いたのだった。
風が鈴を鳴らすとき、恋をする。
紫陽花/著

総文字数/9,505

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森風鈴には、 昔から一番近くにいる幼馴染・ 武田廉太郎がいた。 風鈴が「廉ちゃん」と呼ぶ彼は、 昔からずっと風鈴のことだけを 密かに想い続けている。 けれど、あまりにも距離が近すぎて 仲が良すぎる二人の関係に、 周囲の女子たちはちょっとした 嫉妬と不満を募らせていた。 そんなある日、風鈴たちのクラスに イケメン転校生・赤川楓がやってくる。 クールな佇まいの楓だったが、 実は彼は昔からずっと風鈴のことが 大好きな「初恋」の相手だったのだ。 風鈴との再会を喜ぶ楓だったが、 彼女の隣に当たり前のように寄り添う 廉太郎の存在が面白くない。 二人の男子は、風鈴を巡って一触即発の バチバチなライバル関係に突入してしまう。 ところが、そんなイケメン男子二人の 火花散るライバル関係に、周囲の女子たちが大興奮! 「尊すぎる……!」と大ファンになって しまった女子たちは、これまでの嫉妬を一変させ、 なぜか風鈴の恋を全力で応援する 強力な味方にシフトチェンジしてしまうのだった。 周りの応援を受けながら、 二人の男子からストレートな想いを向けられる風鈴。 最初は「廉ちゃん」との変わらない日常が続くと 思っていた風鈴だったが、自分に対して まっすぐな情熱をぶつけてくる楓の存在に、 次第に心を奪われていく。 不器用ながらも必死に嫉妬を隠せない楓に、 風鈴の胸は少しずつ、けれど確実にときめき始めていた。 風鈴の心が自分から離れていくのを 感じて焦る廉太郎、風鈴と廉太郎の強い絆に 嫉妬し葛藤する楓。 そして、当たり前だった 「幼馴染」という安心感と、 新しく芽生えた「恋」という 激しいトキメキの間で悩む風鈴。 風が風鈴を揺らすように、 不意に心を揺さぶられたとき、 彼女が最後に選ぶ本当の恋とは――? 3人の想いが甘酸ぜんぶ交錯する、 切なくも爽やかな青春三角関係ラブストーリー!
3本の赤いチューリップに、気持ちを込めて。
紫陽花/著

総文字数/4,652

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高校に入学したばかりの1年生・小野凛奈は、 委員会活動で一緒になった2歳年上の 3年生・藤堂結翔に一目ぼれをする。 大人びた雰囲気を纏う結翔との「2歳差」は、 凛奈にとってどれだけ背伸びをしても 埋められない果てしない距離に思えた。 それでも想いは募り、 迎えた2月14日のバレンタインデー。 凛奈は意を決して用意したチョコレートを手に、 結翔を探す。 しかし、校舎の陰で彼に話しかけようとした まさにその瞬間、凛奈の目に飛び込んできたのは、 学校一の美少女として有名な 川北翠が結翔に告白している姿だった。 ショックのあまりその場から逃げ出した凛奈は、 渡せなかったチョコレートの ラッピングをひとり静かに解き、 自分の口へと放り込む。 甘いはずのチョコは、喉を通るときに涙の味がした。 結翔が翠の告白を受け入れたのか どうかを確かめる度胸すらないまま、 切ない片思いは胸の奥深くに封印されることとなった。 そして迎えた卒業式の日。 校庭の桜はまだ固い蕾のままだ。 今日を最後に、結翔はこの学校から去ってしまう。 結翔との本当の別れを前に、 どこか諦め顔の凛奈のもとへ、 親友の琳香が走り寄ってくる。 琳香の手には、鮮やかな赤色が目を引く 3本のチューリップの花束が握られていた。 「最後なのに、このままでいいの? これ、渡しておいでよ!」 押し付けられるように渡された、3本の赤いチューリップ。 花言葉は――「愛の告白」、そして「愛しています」。 たったそれだけの気持ちを届けること。ただ渡すだけ。 なのに、凛奈の足はすくみ、 胸が締め付けられてどうしても一歩を踏み出せない。 振られる怖さ、届かない切なさ、 そして「2歳差」という言い訳。 けれど、これで本当に最後なのだ。 凛奈は意を決して結翔のもとへ走り出す。 溢れ出しそうな涙をこらえ、声すら出せないまま、 ただ無言でその3本を結翔の手へと押し付けるように渡した。 ★登場人物紹介★ 小野 凛奈 高1 2歳差の壁と臆病な自分に悩み、 想いを告げられずにいる一途な主人公。 藤堂 結翔 高3 凛奈と同じ委員会の先輩。 優しく、下級生からも密かに人気がある。 琳香 高1 凛奈の1番の理解者であり親友。 凛奈の恋をずっと見守り、 背中を押す頼もしい存在。 川北 翠 高3 学校一の美少女。 結翔へストレートに想いを伝える。
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妻を5人以上持ち、 それぞれ必ず1人の子を成すことが 義務付けられた「クインテラ王国」。 第一側室のエレナは、身分こそ低いものの、 最年長の妻として国王・レオンハルトとの間に 愛する息子を授かり、 穏やかに暮らしていた。 しかし、正妻オーレリアが産んだ 第一子が「娘」だったことで、 クインテラ王国の残酷な法律が発動する。 ――正妻の子が娘の場合、跡取りは「最年長側室の子」が継ぐ。 一転して、エレナの息子が第一王位継承者となり、 オーレリアや、彼女と手を組む第二側室ヴェロニカらから 命を狙われる泥沼の権力闘争に巻き込まれてしまう。 必死に我が子を守ろうと孤軍奮闘するエレナ。 第三側室カタリナは静観し、 第四側室フィオナは勝ち馬を見定めようと調べる中、 武闘派の第五側室ブリジェットだけが エレナの芯の強さに気づき、密かに味方へと回る。 そんな中、後宮の勢力図を揺るがす最大の異変が起きる。 まだ子どもがいない最年少の第六側室、リリィの存在だ。 「全員が1人の子を産む」という義務を果たすため、 レオンハルトは毎夜リリィばかりを溺愛し、彼女の寝所に通い詰めるようになる。 リリィがもし「男の子」を産めば、 後宮のパワーバランスは完全に崩壊する。 他の妻たちが焦りと嫉妬に狂う中、 エレナはレオンハルトの「溺愛」の裏にある違和感と、 可憐なリリィが隠す恐ろしい本性に気づき始める。 これは、理不尽な国の法律に縛られた後宮で、 心優しき母エレナが「我が子を守るため」に 冷徹な魔女へと覚醒し、 狂気の後宮サバイバルを 勝ち抜く戦いの記録である。 ★登場人物紹介★ エレナ【翡翠宮】 我が子を守るため魔女になる最年長側室。 レオンハルト【東宮】 義務に縛られつつ最後の妻を毎夜抱く王。 オーレリア【黄金宮】 娘を生み地位を脅かされエレナを狙う正妻。 ヴェロニカ【白銀宮】 正妻の派閥で裏から陰謀を仕掛ける第二側室。 カタリナ【紫水晶宮】 静観しつつ国の法律を憎む冷徹な第三側室。 フィオナ【琥珀宮】 勝ち馬を見定めようと動く世渡り上手な第四側室。 ブリジェット【黒曜宮】 エレナの芯の強さを認め味方する男前な第五側室。 リリィ【白百合宮】 子がなく毎夜溺愛されるが裏がある第六側室。
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高校の図書委員長を務める月城結弦には、 胸に秘めた切ない記憶がある。 それは中学時代、激しく恋焦がれながらも、 卒業と共に離ればなれになってしまった 憧れの先輩・川北翠の存在だ。 翠の冷ややかな美しさと気まぐれな優しさが、 今でも結弦の心を縛り続けていた。 「もう、誰もあんな風に好きになれない」 ――そう心を閉ざし、周囲から『 クールな先輩』と呼ばれていた結弦の前に、 とんでもない新入客が現れる。 春、高1として入学してきた千歳武琉。 背が高く人懐っこい、まるで「大型犬」のような後輩だ。 なぜか結弦に猛烈になつき、毎日 「結弦先輩!」「今日も一緒に図書室の番しましょう!」 と全力の笑顔で懐に飛び込んでくる。 最初は「うっとうしい」と冷たくあしらっていた結弦だったが、 武琉の真っ直ぐな好意に、 頑なだった心が少しずつ解かされていくのを感じていた。 しかし、武琉はただの可愛いワンコではなかった。 ある日の放課後、誰もいない図書室の片隅で、 翠から貰った古い栞を見つめて寂しげな顔をしていた結弦。 それに気づいた武琉は、いつもと違う、 低く強引な声で結弦を本棚の間に追い詰める。 結弦の逃げ道を塞ぐように両手を壁につき、 じっと見つめてきた武琉の瞳は、完全に『男』のそれだった。 「……先輩、まだその人のこと考えてるんですか? 俺じゃ、不満ですか」 耳元で囁かれる熱い吐息と、自分より少し大きな身体。 「俺、こんなことするのお前だけだから。……だから、ちゃんと俺を見て」 いつもと違う生意気で雄な後輩の姿に、 結弦の心臓はうるさいほどに跳ね上がってしまう。 忘れられない過去の憧れ・翠と、 圧倒的な熱量で境界線を越えてくる高1の年下ワンコ・武琉。 大人のフリをしていた結弦の余裕が粉々に砕かれる、 甘酸っぱくてじれったい青春BLラブコメ、開幕! ★登場人物紹介★ 千歳 武琉/高1・攻め 結弦のことが大好きで全力で懐くが、 ただの可愛い後輩では終わらない。 時折、独占欲の強い男の顔を見せる。 月城 結弦/高3・受け 綺麗で物静かなクールな先輩。 過去の恋を引きずっていたが、 武琉にペースを乱されまくる。 生意気な年下に迫られ、 大人の余裕を崩されてドギマギしてしまう。
メッセージは得意なのに、君の前では声が出ない。
紫陽花/著

総文字数/9,213

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水瀬詩織には、 スマホの中でだけ驚くほど お喋りになれる相手がいる。 クラスメイトの佐倉遥斗だ。 画面越しでは 「今日髪型違ったね」「あの時の返事、嬉しかった」 と、心臓が跳ねるような 甘いメッセージをくれる遥斗。 しかし、現実の二人はすれ違っても挨拶すらできない。 詩織は極度のシャイで、 遥斗を前にすると緊張で声が出なくなってしまうのだ。 そんなもどかしい二人を、 詩織の親友・一ノ瀬陽菜は 「早く直接喋りなよ!」 と笑顔で急かし、 遥斗の幼馴染である鼓太郎も 「お前らじれったいんだよ!」 と遥斗の背中を叩く。 周囲から見れば、二人はどう見ても 両想いの不器用カップルだった。 だが、もう一人の友人・麗だけは違った。 鋭い麗は、遥斗が詩織に送るメッセージの意図、 そして詩織が抱える本当の想い ——そのすべてを察し、複雑な表情で見守っていた。 ある日、詩織は遥斗からの メッセージの違和感に気づく。 彼が聞いてくるのは、いつも陽菜の好物や、 陽菜の予定ばかり。 実は、遥斗が本当に好きなのは陽菜だったのだ。 詩織にマメに連絡をしていたのは、 陽菜と繋がるきっかけを必死に探していたから。 「脈あり」だと思っていたメッセージは、 すべて残酷な勘違いだった。 真実を知った詩織は絶望するが、 陽菜への友情と遥斗への恋心の狭間で苦しむ。 そんな詩織の異変に気づいた鼓太郎は、 「あいつの不器用なやり方のせいで、お前を傷つけてごめん」 と、幼馴染として、 そして詩織の良き理解者として優しく寄り添う。 やがて、詩織は決意する。 直接話す勇気はないけれど、文字でなら伝えられる。 詩織は、一番得意で、一番大嫌いになった 「メッセージ」を使って、 遥斗と陽菜の恋のキューピッドになることを引き受ける。 自分の想いをテキストの裏に隠し、 大好きな彼と、大好きな親友のために 画面をタップする、 世界一不器用で切ない片思いの物語。 ★登場人物紹介★ 💖水瀬 詩織 文面では大胆、現実では声が出ない不器用女子 💙佐倉 遥斗 詩織を介して陽菜に近づこうとする不器用男子 💛一ノ瀬 陽菜 二人を応援する、遥斗の本当の想い人 💜麗 全員の恋心と残酷な真実に気づいている理解者 💚鼓太郎 遥斗の失礼を詫び、傷つく詩織に寄り添う親友
HELLO! マイ・ロスト・シーズン
紫陽花/著

総文字数/7,474

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冴島凛には、誰にも言えない秘密がある。 それは、二年も前に別れた元カレ・五島亮太を 今でも狂おしいほど愛していること。 凛は親友の花にすら「気になる人がいる」と嘘をつき、 その名を隠し続けていた。 元カレに執着する惨めさを理解して もらえるはずがない。 そう怯える凛だったが、 花はとうに気づいていた。 凛の瞳が、今も亮太の残像だけを追っていることに。 そして花は知っていた。 亮太にとって凛は、完全に「終わった過去」であり、 一ミリの未練もないという残酷な現実を。 ある日、凛は亮太と偶然再会するが、 友達としての気さくで冷淡な温度差に絶望する。 異変に気づいた花から 「もうあいつはやめなよ」 と厳しい現実を突きつけられた凛は、 自分の 「ロスト・シーズン」 に決着をつける覚悟を決める。 凛は亮太を呼び出し、 夕日の中で二度目の告白をするが、 誠実かつ冷酷に振られてしまう。 だがその瞬間、凛の胸には 不思議な解放感が広がっていた。 ボロボロに泣きながら 駅に辿り着いた凛を、花が待っていた。 冷え切った手を握りしめてくれる 親友の温もりに包まれながら、 凛は心の中で、 愛しくも切ない過去へ手を振る。 ――バイバイ、私のいちばん好きだった人。 そして、新しい私の季節に、ハロー。 ★登場人物紹介★ 💜冴島凛 元カレの亮太を想い続ける主人公。 未練を隠して強がるが、 心は過去の季節に取り残されたまま。 💛五島亮太 凛の元カレ。 別れた後は友達として割り切っており、 凛に対して一ミリの未練も残していない。 💚花 凛の親友。 凛の嘘も亮太の冷めた本心もすべて察しており、 傷つく凛を厳しくも温かく見守る。
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