嘘つきな私の、100%のスキ。

恋愛(ラブコメ)

紫陽花/著
嘘つきな私の、100%のスキ。
作品番号
1787492
最終更新
2026/07/22
総文字数
3,151
ページ数
23ページ
ステータス
完結
PV数
323
いいね数
6
クラスで「高嶺の花」と呼ばれる
成績優秀で無口な氷城蓮。
接点のなかった彼に対し、
主人公の葵は友人たちとの遊びの
罰ゲームで「好きです、付き合ってください」
と嘘の告白をする羽目になる。
即座に断られると高を括っていた葵だったが、
氷城は見たこともない柔らかい笑みを浮かべて快諾。
予想外の展開から、二人の「偽物の恋人関係」がスタートした。

最初はすぐに嘘だと明かして謝るつもりだった葵。
しかし、放課後に二人で帰る時間が重なるにつれ、
不器用ながらも自分を気遣ってくれる氷城の優しさに触れ、
葵の心には本物の恋心が芽生えていく。
さらに「実は前から葵のことが気になっていた」
と照れながら打ち明ける氷城の純粋な想いを知り、
本当のことを言えない申し訳なさと
嫌われる恐怖で葵の胸は強く締め付けられていく。

そんな二人の関係は、文化祭の準備中に突如終わりを迎える。
葵に罰ゲームを仕掛けた友人たちの会話を、
氷城が偶然耳にしてしまったのだ。
絶望に青ざめた氷城は傷ついて走り去ってしまう。
自分の罪と向き合う覚悟を決めた葵は、
雨が降り頻る校庭を突き抜け、
彼が一人で佇む思い出の屋上へと駆け上がっていった。

雨が降りしきる屋上で、
葵は逃げずに自分の罪を認め深く謝罪する。
最初は罰ゲームという最低な嘘から
始まったことを涙ながらに打ち明けた。
そして、彼と過ごした愛おしい時間や
触れた優しさは本物であり、
今の自分の中にある「好き」という感情だけは
絶対に100%嘘ではないのだと必死に叫んだ。

葵の本気の叫びを受け止めた氷城は、
冷たくなった葵の手を優しく包み、
「もう一回、やり直させて」と微笑んだ。
罰ゲームではなく本当の恋人として
付き合いたいという氷城の言葉を受け、
二人は固く結ばれる。
最悪な嘘から始まった恋は、
雨の中で互いの真心を重ね合わせ、
「100%の真実の恋」へと生まれ変わったのだった。


ウソから始まる恋ストーリー!

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