「俺、こんなことするのお前だけだから」って言う生意気な後輩くんに、不覚にもときめいてしまいました。

恋愛(キケン・ダーク・不良)

紫陽花/著
「俺、こんなことするのお前だけだから」って言う生意気な後輩くんに、不覚にもときめいてしまいました。
作品番号
1787356
最終更新
2026/07/20
総文字数
7,354
ページ数
6ページ
ステータス
完結
PV数
3
いいね数
0
高校の図書委員長を務める月城結弦には、
胸に秘めた切ない記憶がある。
それは中学時代、激しく恋焦がれながらも、
卒業と共に離ればなれになってしまった
憧れの先輩・川北翠の存在だ。
翠の冷ややかな美しさと気まぐれな優しさが、
今でも結弦の心を縛り続けていた。

「もう、誰もあんな風に好きになれない」

――そう心を閉ざし、周囲から『
クールな先輩』と呼ばれていた結弦の前に、
とんでもない新入客が現れる。

春、高1として入学してきた千歳武琉。
背が高く人懐っこい、まるで「大型犬」のような後輩だ。
なぜか結弦に猛烈になつき、毎日
「結弦先輩!」「今日も一緒に図書室の番しましょう!」
と全力の笑顔で懐に飛び込んでくる。
最初は「うっとうしい」と冷たくあしらっていた結弦だったが、
武琉の真っ直ぐな好意に、
頑なだった心が少しずつ解かされていくのを感じていた。

しかし、武琉はただの可愛いワンコではなかった。
ある日の放課後、誰もいない図書室の片隅で、
翠から貰った古い栞を見つめて寂しげな顔をしていた結弦。
それに気づいた武琉は、いつもと違う、
低く強引な声で結弦を本棚の間に追い詰める。
結弦の逃げ道を塞ぐように両手を壁につき、
じっと見つめてきた武琉の瞳は、完全に『男』のそれだった。

「……先輩、まだその人のこと考えてるんですか? 俺じゃ、不満ですか」

耳元で囁かれる熱い吐息と、自分より少し大きな身体。

「俺、こんなことするのお前だけだから。……だから、ちゃんと俺を見て」

いつもと違う生意気で雄な後輩の姿に、
結弦の心臓はうるさいほどに跳ね上がってしまう。

忘れられない過去の憧れ・翠と、
圧倒的な熱量で境界線を越えてくる高1の年下ワンコ・武琉。
大人のフリをしていた結弦の余裕が粉々に砕かれる、
甘酸っぱくてじれったい青春BLラブコメ、開幕!

★登場人物紹介★
千歳 武琉/高1・攻め
結弦のことが大好きで全力で懐くが、
ただの可愛い後輩では終わらない。
時折、独占欲の強い男の顔を見せる。

月城 結弦/高3・受け
綺麗で物静かなクールな先輩。
過去の恋を引きずっていたが、
武琉にペースを乱されまくる。
生意気な年下に迫られ、
大人の余裕を崩されてドギマギしてしまう。

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