ファンタジー
完
城之谷 ケン/著

- 作品番号
- 1779855
- 最終更新
- 2026/07/16
- 総文字数
- 73,083
- ページ数
- 30ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 879
- いいね数
- 19
――あの日このトンネルでぼくの未来が変わった――
見知らぬ部屋に寝かされていた
夢じゃなかったのか!――光太(こうた)は震えた
そんな彼に差し出された一このおにぎり
その小さな温かさが少年の運命を変えていった
戦時下の町で出会った澪子(みおこ)と、優しい家族
「じゃあ、澪さんは、海の水路みたいに、大事なものをしっかりつなぐんだね」
この何気ない言葉が奇跡につながっていくことをまだ誰も知らない
人が人を想う心が未来を変える
時代を越えて受け継がれる優しさと強さの物語――
見知らぬ部屋に寝かされていた
夢じゃなかったのか!――光太(こうた)は震えた
そんな彼に差し出された一このおにぎり
その小さな温かさが少年の運命を変えていった
戦時下の町で出会った澪子(みおこ)と、優しい家族
「じゃあ、澪さんは、海の水路みたいに、大事なものをしっかりつなぐんだね」
この何気ない言葉が奇跡につながっていくことをまだ誰も知らない
人が人を想う心が未来を変える
時代を越えて受け継がれる優しさと強さの物語――
- あらすじ
十五歳の光太は、ある日、山のふもとのトンネルの中で不思議な雷鳴を聞き、戦時中の町へ放りこまれてしまいます。
理解できない突然の出来事に絶望する光太でしたが、そこで出会った少女・澪子とその家族は、見知らぬ光太を温かく迎え入れてくれました。
戦時下のきびしい生活の中、澪子の笑顔と昭和の家族の愛情に支えられ、彼はやがて、与えられた場所で精いっぱい生きていこうと決心します。
目次
-
- 第一部
- 時空のさけ目――雷鳴が少年を連れ去った
- おにぎりの味――少女の笑顔が少年の不安を一瞬消した
- 家族になる日々――昭和の家族が少年に生きる力をくれた
- 夕暮れの原っぱで――男子に囲まれて澪子は泣きそうだった
- 野いちごを摘んだ兵隊――勝也はありがとうが言えなかった
- ほたるの宮殿――ほたるも澪子をお祝いしてくれた
- フクロウの鳴く夜――暗がりの中で澪子は固まった
- 嘘と勇気――澪子は震えながら嘘をついた
- おまえはいったい――光太はやっと本当のことが言えた
- 別れの音――またあの雷鳴が聞こえた
- 第二部
- 夢ではない――銀色の服の人が光太に何かをにぎらせた
- 信じてくれる人――おまえは万引きなんかしない
- 秋空のバトン――「走れ!」その声だけが優芽には聞こえた
- なんだか楽しい――先生に言われたとおりにした翔が希愛に怒られた
- ハートの弁当――先生の愛妻弁当に光太の涙が落ちた
- なぜか気になる子――ほめられたけど優芽はほんとに怖かった
- 星空の下の決意――光太は不思議な光の点滅を見た
- 第三部
- 窓ぎわのおばあちゃん――あのときはただうれしくて澪音は気づかなかった
- 仲間外れ――それがなぜ終わったのか澪音は知らなかった
- アルバムの中には――おばあちゃんはアルバムを広げて待っていた
- あの日見た人――自分のことじゃないのに澪音は恥ずかしくてくやしかった
- 楽しかったおしゃべり――二人でお腹がよじれるほど笑った
- 春の日に故郷の友と――澪音は久しぶりにお出かけをした
- 負けるときは――真理の話は澪音の心の片すみに残った
- よみがえる記憶――おとぎ話は本当だった
- トンネルの向こうからさしこむ光――桜の花びらがささやくように舞った
- エピローグ
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