雨の中。
薬師の拾った人間。
鋭く、冷たい瞳。
雨に打たれて、濡れた黒髪。
それは、二人の運命の邂逅―……
***
下町の元気な薬師
李翠蓮(リ スイレン)
×
黒宵国若き皇帝
淑黎祥(シュク レイショウ)
***
私にとっては、大きな幸運だったと言えるのかわからない。
それを幸運と言ってもいいのか、それとも、それを不運と呼ぶべきだったのか。
下町で、私は貴方と出会った。
***
貴方に出会ってから、色んなことがあった。
たくさん、泣いた。
時には薬師となって、寵妃となって、人質となって。
国の伝説に愛されているとか、いきなり言われたりとか。
《龍神様の御遣い》とか、
《この国に春をくれた寵妃》とか。
ただの薬師が歩んだ、波乱万丈の人生。
後の世に、永遠に語り継がれる物語。
「貴方との出会いが、千年も前から続く運命だなんて……知らなかったのよ……」
【李寵妃恋譚―この世界、君と共に―】
……少し、覗いていきませんか?
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\祝・初ランキング入り!!/
総合、ファンタジー部門、それぞれランキング入りできて、読者様には感謝しかありません。
ありがとうございます٩(๑>∀<๑)۶
未熟な私ですが、これからもよろしくお願いします!!!
かよ16さん、レビューありがとうございました!
- あらすじ
元気な現実主義者の薬師が拾った人は、まさかの天下万丈の君、皇帝陛下!
正体を知らず、彼を好きになり……?
波乱万丈な、後世に名を遺した
【李寵妃恋譚】―ここに開幕!