少女、王と成りえた最果てにて、


最愛のものと出逢わん。


民の幸せを真意に願う王となり少女、


その者との幸せに浸らん。


ひとときなその幸福は、


少女の涙とともに、流れ落ちん。


【宵始伝―始まりの愛―より】