その後、祥基と麟麗様の婚礼の手伝いを裏からだけどお手伝いして、お祝いした。


鈴華様は希望通り、悠遠様の妻となることが認められ、身分のないものとして王妃となるか、彼女自身と話し合った末、彼女は身分のないものとして、王妃となる道を選んだ。


『そっちの方が、楽しそうだもの!』


―ということらしい。


とりあえず、まだ成人していないので、婚約という形となり、明鈴は下町でお姉さんなどを弔いながら、双子と楽しく過ごしている。


時々、甥っ子の流雲殿下と手紙を交わしているようだけど、内容は知らない。


それは二人だけの秘密で、私は後宮の無くなった歪を埋めるための仕事に追われていた。


望むものには、結婚斡旋。


後宮で働いていた子達はそのまま、後宮として機能していた宮を内楽堂の一部として使い、まぁ、色々と動かした。


後宮内で廃れていた場所はこの際だからと片付けていた最中、翠蓮は倒れた。


一緒に動いていた宦官、侍女、官吏に死ぬほど心配されたけど、何のその、倒れたのは貧血が原因で、しかも、懐妊の発覚。


どうやら、遊祥に弟か妹ができるみたいだ。


「何、無茶やってんですか!」


―嵐雪さんにはこってりと絞られて、まぁ、それからは大人しくするように。


皆さんにも、皇帝の子を授かっていることを自覚しろと言われて、しょげていたら、黎祥はそんな翠蓮を見て笑っていた。


確かに皇帝の子供を殺したら、首チョンパですが。