絵本・童話
完
浜咲みちる/著

- 作品番号
- 1795767
- 最終更新
- 2026/11/07
- 総文字数
- 75,292
- ページ数
- 21ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 16
- いいね数
- 0
初夏のある日、杜真子のお母さんからうちを追い出された笑い猫は、翠湖公園のなかにある洞窟のなかで暮らし始めることにした。笑い猫はある日、公園のなかにサルがいて、人を楽しませるために、いろいろな芸をさせられているのを見て、初めのうちは面白いと思っていた。しかしサル使いの男が言うとおりにしなかったり、技に失敗するたびに、サルはむちでぴしぴしとたたかれていたので、笑い猫はサルがだんだん、かわいそうになってきた。杜真子や、いとこの馬小跳や、馬小跳の友だちも見ていられなくなったので、サルを逃がすための作戦を練ってから、サル使いの男に戦いを挑んだ。三度目の戦いでサルを逃がすことにやっと成功した杜真子や馬小跳たちは、サルを笑い猫といっしょに洞窟のなかで暮らさせることにした。ところがある日、大雨が降って、洞窟のなかが水浸しになって住めなくなったので、子どもたちは笑い猫とサルを馬小跳のうちへ連れていった。馬小跳はサルを自分の部屋に閉じ込めて部屋の外に出さなかったが、馬小跳や両親が寝ているときに笑い猫はサルを馬小跳の部屋から外に出して、うちのなかを、あちこち案内していた。サルは人の生活がすっかり気に入って、人になりたいと、だんだん思うようになっていった。人の真似をしてガスコンロに火をつけたり、本を読んだり、シャワーを浴びることに興味を覚えたサルは、馬小跳や両親が寝ているときに、こっそりと馬小跳の部屋から抜け出して、台所やバスルームや書斎のなかに入っていって、いろいろなことを始めて、そのたびにとんでもないハプニングが起きた。冷蔵庫の扉を開けて、なかに入って凍えそうになったり、バスルームの湯を出しっぱなしにして床を水浸しにしていた。サルのいたずらに手を焼いた馬小跳たちは、サルをうちから追い出して奥山に連れていくことにした。
- あらすじ
- 奥山のなかから連れてこられたサルが公園のなかで、サル使いにいじめられていたのを見て、我慢ができなくなった笑い猫や子どもたちが知恵と力を尽くしてサルを解放するために奔走する物語。人のうちで生活をするようになったサルは珍しいものをたくさん見て好奇心に駆られていろいろなことをおこない、そのたびに、とんでもない事件を次々と引き起こしてしまい、結局は生まれ育った奥山へ連れていかれることになった。
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