いい飼い主を探す犬

絵本・童話

いい飼い主を探す犬
作品番号
1781886
最終更新
2026/05/13
総文字数
90,624
ページ数
21ページ
ステータス
完結
PV数
0
いいね数
0
飼い主がいないプードル犬のシャオパイは、いい飼い主を探していた。人柄が優しくて、動物好きな人に飼われたいと思っていたので、シャオパイは冬の寒い日にもめげないで、毎日のように、町のあちこちに出かけていって、飼ってくれそうないい人を探していた。よさそうな人を見つけると、シャオパイは、こびながら、その人の家についていって、しばらくその家に住んで、どんなうちなのか観察していた。一見、よさそうに見える人でも、外からは見えにくい裏の顔があることを知り、がく然として色を失うことも、たびたびあった。首根っこを押さえられて殺されそうになったり、年を取った愛犬を無慈悲に処分する人がいることを知って、シャオパイはすっかり人間不信に陥っていた。
そんなある日、シャオパイは運命の人と出会った。翠湖公園の中にある梅園で、ロウバイの花のつぼみが膨らみかけている時に、開花を待ちわびるようにして毎日やってくる女の人がいた。その女の人の謎めいた雰囲気に、シャオパイは惹きつけられていた。シャオパイは、ある日、こっそりと、女の人のあとからついていった。女の人は郊外にある別荘の中に一人で住んでいることが分かった。別荘の周りは環境がとても静かだったので、シャオパイは、この別荘の中で彼女が飼ってくれることを、秘かに願っていた。
女の人は毎日、翠湖公園にやってきて、ロウバイの花のつぼみを見ていた。しかし、花が咲き始めたある日、公園に女の人の姿が見えなかった。心配したシャオパイが女の人の家に行ってみると、女の人が家の裏庭の中で倒れていて、意識がなかった。それを見て、シャオパイはびっくりして、すぐに人を呼びに行った。女の人は奇病を患っていて、体の中から、突然においが出てきて、そのあと発作が起きて倒れることが時々起きていた。シャオパイに運よく発見されて一命を取り留めることができた女の人を見て、シャオパイはこの女の人と前世から見えない糸で結ばれているのではないかと思うようになった。そしてこれから一生、この女の人のそばにいてサポートしていかなければという思いを強く抱くようになっていた。
あらすじ
いい飼い主を探していたシャオパイが最初に行った家は俳優の家だった。ファンやマスコミにはいい人のように思えたが、家庭の中では奥さんに暴力をふるっていた。こんな家にはいたくないと思って、シャオパイが次に行った家は、ぐうたら夫婦の家だった。どちらも働かないで、親の財産で暮らしていた。こんな家にもいたくないと思ったシャオパイがその次に行った家には老犬には愛情を感じずに無慈悲なことをする夫婦が住んでいた。

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