いつか、桜の季節に 出逢えたら

恋愛(ピュア)

いつか、桜の季節に 出逢えたら
作品番号
1760228
最終更新
2025/10/11
総文字数
74,075
ページ数
66ページ
ステータス
完結
PV数
2,276
いいね数
6
事故のあと、目を覚ました私は“橘絵梨花”として生きていた。
でも、どうしても思い出せないことがたくさんあった。
家族との距離。胸の奥に残る痛み。そして、義兄・紫苑への複雑な気持ち――。

絵梨花の残した非公開ブログ、過去の記憶、家族の言動から、少しずつ分かってきた。
絵梨花は、家族を傷つけたまま死んでしまったんだ。
両親に冷たくして、紫苑への想いを閉じ込めたまま。
後悔だけを残して。

でも、私は絵梨花じゃない。
妖怪・猫又が告げた真実――私の魂は、未来からこの体に来た“別の人間”。
この体の時間は、あと三か月。魂が抜ければ、絵梨花は本当に死ぬ。

だったらせめて、この時間の中で絵梨花の願いを叶えたい。
もう一度、家族と笑い合って。
絵梨花が望んだ“幸せ”を取り戻したい。

……そう思っていたのに。
いつの間にか、私は紫苑を好きになっていた。
絵梨花としてではなく、“私”として。

――この恋に、未来はない。
それでも、心が彼を求めてしまう。
好きにならなければよかった、なんて言えない。
だって、あなたに恋したこの時間が、私の全部だから。

切なくて、あたたかい奇跡のラブストーリー。
限られた時間の中で紡がれる、二人の恋の行方。


2025.10.10、大幅に加筆修正しました。話数増、1ページの文字数調整、シチュエーション変更など。

運命的な恋物語、いかがですか?
読者様の初見予想を、良い意味で裏切ります。

*日付や出来事は、現実世界とリンクしています。

あらすじ
一度死んだ少女・橘絵梨花。
でも、目を覚ました“彼女”は、別の誰かの魂だった。

未来から来た“私”は、絵梨花の心残りを解消したい。

だけど、出会ってしまった。
優しくて、誰よりも大切な人。

触れたいのに触れられない。
好きになってはいけないのに、止められない。

期限付きの恋、約束された別れ。
それでも、心はあなたを選んでしまう。

涙がこぼれるほど切ない、時を越えた“恋の奇跡”の物語。

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