春の約束、夏の嘘

恋愛(ラブコメ)

春の約束、夏の嘘
作品番号
1760388
最終更新
2025/09/09
総文字数
10,907
ページ数
17ページ
ステータス
未完結
PV数
49
いいね数
0
大学の研究室にこもり、日々星のデータと向き合う青年・遼。真面目で不器用な彼の世界は、銀河の数値とシミュレーションに閉じられた、静かで単調な日常だった。
そんなある春の日、研究室の扉を開いたのは、幼馴染の美咲。十数年ぶりの再会は、思いがけないコーヒーのハプニングから始まる。
かつて二人は、丘の上で流星群を見上げながら「また一緒に星を見よう」と約束を交わした。遼はその夜を今も鮮明に覚えている。しかし、美咲がその約束を口にすることはなく、彼女は無邪気にプラネタリウムでのアルバイトの話を語る。子どもたちに星座を紹介し、失敗すら笑顔に変えてしまう彼女の姿に、遼は「変わらない明るさ」と「大人になった強さ」を感じ取る。
近づいたようで、まだ遠い。
幼馴染だからこその懐かしさと、積み重ねてきた年月が生む距離感。その間に揺れる二人の心は、「星」という共通の存在に引き寄せられながらも、なかなか素直に言葉を交わせない。
忘れられたのか、それとも隠されているのか――。
過去の「約束」と、現在の「笑顔」。
そして、再び共に見上げる未来の「星空」。
この物語は、天文学を研究する青年と、星を伝える少女の再会から始まる、切なくも温かなラブストーリー。
夜空に瞬く一つ一つの星が、二人の心を映し出す。
読み進めるたびに、あなたもきっと、自分だけの「忘れられない約束」を思い出すはず。
あらすじ
幼なじみの遼と美咲。子どもの頃、流れ星の下で「大人になったら隣で笑っていて」と約束した二人は、大学で再会する。天文学を研究する遼は不器用に想いを隠し、美咲も本音を言えずにすれ違う。さらに颯真や紗英の存在が心を揺らす中、学園祭の夜に交わした言葉が約束を呼び覚まし、二人はようやく想いを重ねて未来へ歩き出す――。

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

この作品には、まだ投票されていません。

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop