Stock

ミステリー・サスペンス

稲村カカシ/著
Stock
作品番号
124289
最終更新
2015/01/28
総文字数
93,207
ページ数
218ページ
ステータス
完結
PV数
342,830
いいね数
0



″それ″は
薄暗い世界の片隅で人知れず待っていた
次の所有者を待っていた


″それ″は
暗闇で埃に埋もれながらも息を潜め
ずっと待っていた
再び所有者が現れる時を


″それ″にとって
人間の一生等ほんの一瞬に過ぎない

薄汚い欲望を隠し
正義を声高に唱え
愚かに血を流し続ける人間をずっと見てきた



あれから70余年──

次の所有者を見付けた″それ″は
その者の元へと偶然を装い忍び寄る

それは悪夢の再来
犠牲者がその足下に
ゴミの様に積み上げられる事を意味している


人はなぜ

得体の知れない
重圧に押し潰されそうになる″それ″に
手を伸ばすのだろうか



ああ今
次の所有者が現れた――・・・



 



この作品のレビュー

★★★★★
2009/02/12 16:18
投稿者: 日向りく さん
人間の欲望

人間の欲望は果てしない。 欲望のままに生きればどうなるのか。 それをこの作品が教えてくれている。 そして、Stockの意味。

続きを見る
★★★★★
2008/11/04 21:54
投稿者: 美登利 さん
ネタバレ
こわっ(汗)

レビューを見る

この作品のひとこと感想

すべての感想数:22

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop