高山と野崎を生ゴミに出してから、4日間俺は街にターゲットを探しに行く事もなく店と銭湯、それにコンビニに行くだけの生活を送った。

余り短期間に動いた為に警察の動きが活発化した事もあるが、それよりもターゲットは既に決まっていたからだ。


俺はここ暫く、ターゲットから手を奪取する方法を仕事をしながら考えていたが、中々良いアイデアが浮かばなかった。

そんな時に、草壁さんが久しぶりに来店した。


「ああ、草壁さんいらっしゃい」

「ふう…」

草壁さんは店に入ってくるなり、大きく溜め息を吐いた。


「どうしたんですか?

まだ犯人が逮捕出来ていない…ってところですかね?」

草壁さんは俺の言葉にオーバーアクショクでガックリと肩を落とすと、コクリと頷いた。

フッ…
それはそうだろ。
野崎は既に、市営のゴミ焼却炉で灰になっているのだから…


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