恋愛(ピュア)
無色灰/著

- 作品番号
- 1790636
- 最終更新
- 2026/08/30
- 総文字数
- 72,227
- ページ数
- 21ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 24
- いいね数
- 0
「お前を、公爵家へ売る」
十六歳の成人を迎えたばかりのエレノア・ベルナールは、貧しい男爵家の借金の代わりに、王国随一の名門・アシュフォード公爵家へ嫁ぐことになった。
生まれてから一度も両親に愛されたことがなく、家事ばかりをさせられて育ったエレノアには、欲しいものも、好きなものも、将来の夢もない。
あるのはただ、「言われたことをする」という習慣だけ。
そんな彼女を妻として迎えたのは、二十五歳の若き公爵、レオンハルト・アシュフォード。
冷徹な性格と卓越した才能から「氷の公爵」と恐れられる彼もまた、妻に愛情を求めてはいなかった。
「私たちの結婚は、互いの家の利益のためだ」
「私は君を愛するつもりはない」
「はい。承知しております」
それは、愛のない契約から始まった結婚だった。
何をしていいのかわからないエレノアは、侍女に勧められるまま庭を散歩し、庭師と花を眺め、料理長から初めて「美味しい」という感情を教わっていく。
そして、少しずつ。
今まで知らなかった「楽しい」「嬉しい」「欲しい」という感情を知っていく。
そんな彼女を、レオンハルトもまた少しずつ目で追うようになっていた。
愛など必要ない。
そう思っていたはずなのに。
「……どうして、君のことがこんなに気になるんだ」
これは、愛を知らなかった少女と、愛に興味を持たなかった公爵が出会い――
やがて互いにとって、かけがえのない存在になっていく物語。
契約から始まった偽りの夫婦は、いつしか誰よりも深く、甘い愛で結ばれていく。
目次
-
- 第一話 売られた花嫁
- 第二話 何もしなくていい朝
- 第三話 氷の公爵の調査
- 第四話 もう、遠慮しなくていい
- 第五話 はじめての「欲しい」
- 第六話 はじめて知った、楽しい
- 第七話 はじめてのお願い
- 第八話 知らなかった感情
- 第九話 離したくないと思った
- 第十話 それは、嫉妬というらしい
- 第十一話 看病する日
- 第十二話 過保護な旦那様
- 第十三話 もう、認めたほうがいいんじゃないですか?
- 第十四話 お義父様とお義母様
- 第十五話 旦那様と呼んでもいいですか?
- 第十六話 お義母様と選ぶドレス
- 第十七話 もうすぐ、特別な日
- 第十八話 雷の夜、あなたの隣
- 第十九話 花嫁の日
- 第二十話 新しい夫婦の夜
- 第二十一話 変わった毎日
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