公明正大で優秀な王太子フィルレスが
貴族が集まる夜会で
帝国の皇女から婚約破棄された。
その現場に居合わせた
宮廷治癒士のラティシアは
自分の過去を思い出す。
ラティシアもかつて
義妹に婚約者と実家の伯爵家を奪われ
追い出されていた。
数日後、王城の治癒室へ急患がやってきたが
実は変化の魔法をかけたフィルレスだった。
一般の治癒士が王族の身体に触れるのは
処罰の対象になる。
自分の不運を呪いながらも
同じ経験をしたフィルレスを不憫に思い
婚約破棄され傷ついた心が軽くなればと
懸命に慰めた。
翌日、なんと腕を買われて
専属治癒士へと抜擢される。
喜ぶラティシアだが、出勤初日に
なぜかドレスに着替えさせられ
連れてこられたのは
例の夜会があった会場だ。
そこで告げられる衝撃の事実。
いつのまにかラティシアが
フィルレスの婚約者になっていた。
実はフィルレスが腹黒だと知り、
なんとか婚約解消してもらおうと
奔走するも——?
- あらすじ
腹黒王太子×仕事に生きる宮廷治癒士のラブストーリー
腹黒王太子を書くのが楽しすぎました……(笑)
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2023.1.20 一挙公開
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