透明を編む 【完結】
恋愛(ピュア)
完
116
結城 三葉/著
- 作品番号
- 1683797
- 最終更新
- 2023/04/01
- 総文字数
- 80,893
- ページ数
- 99ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 49,552
- いいね数
- 116
三年前、わたしの世界から音が消えた。
「六花のことを見る度、苦しくてどうにかなりそうになる」
「俺の知らないところで幸せになってくれたら良かったのに」
大好きな幼なじみの男の子は、ある日突然わたしを避ける様になった。
そこにある過去と後悔。
冷たい態度で拒絶する彼に、わたしは何が出来るだろう?
こんなわたしを受け入れて欲しいと願うのは我儘ですか?
最後に耳に届いたあの叫び声を、わたしはずっと忘れられないでいる。
-事故で聴力を失った少女-
石川 六花
×
泣きながら零した言葉を、俺は永遠に背負っていかなければならない。
-ある事が理由で心を閉ざした少年-
有馬 千冬
すれ違うわたし達がそれぞれに抱える想いが交わる日はいつか来るんだろうか──────。
「(六花、俺─────、)」
※聴覚障害を扱っている作品です。
聴覚障害についての記述等は作者が独自に調べた事を元に創作で執筆しています。あくまで全ての事が事実という訳ではありません。
この物語はフィクションです。
※「君ありて幸福」の雪乃と千鶴の息子が作中に出てきます。
先に君ありて幸福を読んで頂いた方がより楽しめるかと思いますが、未読でも内容に支障はありません。独立した作品になっているので二つの作品が直接繋がっているわけではありません。
2022.11.23~2023.04.01
- あらすじ
- 中学三年の冬、ある事故をきっかけに聴力を失ってしまった六花は、幼なじみである千冬に小さな頃から恋をしていた。しかし事故後、突然千冬に避けられる様になってしまう────。
六花と千冬がそれぞれが抱える想いと後悔。高校二年生になり同じクラスになったことで二人の物語が動き始めて─────。
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