ご飯を食べ終えてすぐに送ったメッセージに返事が来たのは翌朝だった。
夜中の間中ずっとドキドキとしながら返事を待って、結局は寝てしまって、寝ぼけ眼でスマートフォンをタップして。
届いていたメッセージは<十三時、公園で待ってる>という簡素なメッセージだった。
それを見た瞬間嬉しいという気持ちと吐きそうな程の緊張が一気に湧き上がった。
兎にも角にも<わかった>とすかさず送った。
なんとなく、わたしが返事を夜中待っていたのと同じ様に千冬も夜中どう返事を送ろうか迷っていたのだろうと想像した。
会うべきか、会うべきではないか。
千冬の中で色々な葛藤がせめぎ合って、そうやって出された答えが会ってくれるという事に心底安堵する。
「よし⋯⋯!」
部屋の窓から見えた空は気持ちのいい青空で。
わたしは一時の約束に向けて気持ちを落ち着かせた。