迷宮の魂
ミステリー・サスペンス
完
0
- 作品番号
- 394751
- 最終更新
- 2010/10/05
- 総文字数
- 179,380
- ページ数
- 226ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 50,225
- いいね数
- 0
- ランクイン履歴
-
ミステリー・サスペンス9位(2019/10/16)
- ランクイン履歴
-
ミステリー・サスペンス9位(2019/10/16)
何故、自ら迷宮の城へと足を踏み入れてしまったのであろう
光を求め 必死に彷徨いながら その魂は地獄への螺旋階段を下りて行く
Special thanks
卯月心様 村上なおこ様 月星大豆様 うまの様 愛水様 兎心様
素敵なレビューをありがとうございました。
月星大豆様には、脱稿後の校正、アドバイス等を頂き、その労は本作品にとって大きな力となりました。この場をお借りし、感謝を申し上げたいと思います。
又、皆様から頂いた感想は、その全てが私の糧となり、大きな励みとなりました。
ありがとうございました。
一時、一般文芸賞へ応募の為、非公開として居りましたが、応募の文芸賞開催がいま少し先に延期となった関係で、再び公開させて頂きます。尚、投稿済み文芸賞が正式に開催となった時点で、改めて非公開と致しますのでご了承下さいませ。2010.10.5
この作品のレビュー
この言葉が私が贈れる最大の賛辞である事を最初に伝えておく。 所々、地の文のみで一気に展開を進めている所が見受けられた。 それは、本として読んで入れば間違いなく物足りないと感じる部分ではあるが、読み返しがしづらい携帯小説というカテゴリーの中ではストレスなく読み進めた、という点で良い方向に感じとれた。 その意味で筆者が製本化を目指しているのであれば、更なる手直しと膨らみを持たせる必要性は切に感じる。 最後に、このような小説を公開して下さった筆者に感謝すると共に、このレビューを読まれた方に『普通の小説』と言うものがどれだけ凄い物なのか?を確認する意味で読む事をお勧めする。
どこから運命は狂ってしまったのか? 産まれたときからなのか? それとも、最初の罪を犯したときからなのか? それとも、女性を愛してしまったからなのか? 男が望んでいたのは、ただただ平凡な家庭。 少しも高望みなどしていない。 だけど、なぜか彼の願いは悉く潰えていく。 重厚な文章に導かれて佐多和也という男の半生を追体験することで、その悲しみや苦悩といったものが胸のうちを駆け巡る。 ケータイ小説の枠を超えた重みのある本作を、読んで後悔することはないでしょう。
「面白かったですか?」という筆者様の問いかけに、こう答えさせて頂きます。 時間を忘れ、現実を忘れて、貪るように読みふけりました。 壮大な人間ドラマ、様々な人々の心が丁寧に描かれており、 罪を犯した者がそうせざるを得なかった心が的確に伝わってきます。 父親を殺した青年、和也の逃亡人生と一言で片付けることはできません。 罪を背負い逃げながら、彼は逃れられない苦しみに追い詰められ続け、 微かな幸せを得ては奪われてを繰り返し、、、。 途中つらくて、それでも読み進めて本当に良かった。 最後は涙が溢れて止まりませんでした。 ケータイ小説という雰囲気はまるで無く、一本の立派な小説を堪能させて頂きました。 有難うございます。
この作品の感想ノート
はじめまして。
こちらの作品、読ませていただきました。
緊迫感ある出だしから、もうすでに引き込まれてしまい、どんどんどんどん読み進めてしまいました。
和也がどうなってしまうのかハラハラし通しでしたが、最後には心安らかになれたのかなと信じたいところです。
関係ないですが、昔天沼に住んでたことがあるので、最初で思わずニヤリとしてしまいました。
話はそれてしまいましたが、「迷宮の魂」を読めてとても充実した時間を過ごすことができました。
本当に素敵な作品をありがとうございました。
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