ファンタジー
春瀬湖子/著

- 作品番号
- 1744447
- 最終更新
- 2025/12/04
- 総文字数
- 244,011
- ページ数
- 570ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 4,244
- いいね数
- 1
【2025.8中旬より週2回更新へ変更になります】
リンディ王国には四人の王子王女がおり、それぞれに秀でた才を発揮していたが、自身の出産で王妃である母を亡くした末の姫・エーヴァファリンは、国から王妃を、兄姉たちからは母を奪ったことを気に病み、表には一切姿を現さず城の奥に引きこもってしまう。
また早産の影響か、王族ならば必ず持っているという〝魔力〟にも恵まれなかった彼女は体が弱く、公務にも出たことがなかった。
そのため誰も彼女の姿を見たことがないことから、いつしか『幽霊姫』と嘲笑からくるあだ名までつけられ、ひとり嘆き隠れるように生きる日々。
──まぁ、表向きだけは。
「エヴァ様! 勝手に城を抜け出すのはおやめください!」
「あらオスキャル。護衛対象に撒かれるなんて護衛騎士失格よ?」
「撒かれてねぇぇーッ!」
これは、実は誰よりもお転婆で破天荒な素顔を持つ末の王女様と、彼女の護衛騎士になったばかりに振り回されていつも不憫な目にあってしまう初恋拗らせ護衛騎士のドタバタとした日常の軌跡である。
リンディ王国には四人の王子王女がおり、それぞれに秀でた才を発揮していたが、自身の出産で王妃である母を亡くした末の姫・エーヴァファリンは、国から王妃を、兄姉たちからは母を奪ったことを気に病み、表には一切姿を現さず城の奥に引きこもってしまう。
また早産の影響か、王族ならば必ず持っているという〝魔力〟にも恵まれなかった彼女は体が弱く、公務にも出たことがなかった。
そのため誰も彼女の姿を見たことがないことから、いつしか『幽霊姫』と嘲笑からくるあだ名までつけられ、ひとり嘆き隠れるように生きる日々。
──まぁ、表向きだけは。
「エヴァ様! 勝手に城を抜け出すのはおやめください!」
「あらオスキャル。護衛対象に撒かれるなんて護衛騎士失格よ?」
「撒かれてねぇぇーッ!」
これは、実は誰よりもお転婆で破天荒な素顔を持つ末の王女様と、彼女の護衛騎士になったばかりに振り回されていつも不憫な目にあってしまう初恋拗らせ護衛騎士のドタバタとした日常の軌跡である。
- あらすじ
- 振り回されてばかりだが秘めた想いを王女に向ける被害者護衛騎士×いつかする政略結婚の日までは誰よりも自由でいたいと願う王女のドタバタハイテンションラブコメディです。
ラブより気持ちコメディ多め、ですが最後の溺愛までお付き合いくださると嬉しいです。
※ネオページ様先行にて連載しております。
他サイト様でも公開しております。
目次
- プロローグ
- 第一章 魔女の秘薬にご注意を!
- 第二章 妖精姫の誕生だなんて、聞いてない!
-
第三章 アナタのモノではありません!
- 第二十三話 問題ない、という理由
- 第二十四話 ネタバレ、ダメ! ゼッタイ!
- 第二十五話 会話とは嚙み合わないものである
- 第二十六話 勝負というのは勝ってナンボ
- 第二十七話 隠す気は、あるんです
- 第二十八話 爆弾発言と言うのは、大体本人気付いてない
- 第二十九話 勝てる勝負を挑んだつもりだったのに
- 第三十話 一方その頃、というシステム
- 第三十一話 勝負の行方
- 第三十二話 だったら話は変わります
- 第三十三話 お揃いの衣装でマウント勝負
- 第三十四話 私は私として
- 第三十五話 楽しく踊りましょう
- 第三十六話 答え合わせは、いつかまた
- 幕間・三 片想いのあの人は(イェッタ視点)
- 幕間・三 片想いのあの人は(ミック視点)
-
第四章 その結婚、ちょっと待った!
- 第三十七話 その話、詳しく!
- 第三十八話 お兄様の結婚相手
- 第三十九話 声を揃えて言ってみる
- 第四十話 三か月後に、災厄?
- 第四十一話 食べ物の効果は、絶大!
- 第四十二話 変装はお手のもの
- 第四十三話 イーヌじゃなくてよかった、のか?
- 第四十四話 当然と言えば当然だけど
- 第四十五話 はじめての胸の高鳴り、モテ!
- 第四十六話 コーディネートのテーマはズバリ
- 第四十七話 私たちは疑うのが仕事
- 第四十八話 ねぇ、詳しいのは、なんで?
- 第四十九話 お手並み拝見ってやつなんだから!
- 第五十話 トラウマだなんてそんなばかな。あ、いや正しい。
- 第五十一話 ただ、花が似合うと思ったから
- 第五十二話 綻ぶ表情は計算なのか天然なのか
- 第五十三話 残りの日数のカウントダウン
- 第五十四話 それが私の推理と答え
- 第五十五話 彼を内側へ、というのは厳しいけれど
- 第五十六話 余裕はきっとふたりだけだから
- 第五十七話 いざ再びのあの智の元へ
- 第五十八話 ちゅうちゅうは不必要
- 第五十九話 ネタバラシしたということは、逃がさないってことですが
- 幕間・四 オスキャルの葛藤
- 第五章 きっと誰も悪くないから
-
第六章 ここでサヨナラは確定事項
- 第七十五話 いらんことを言ったな、チクショウ
- 第七十六話 やらかした奴が言うセリフではないのである
- 第七十七話 たとえ爵位があったとしても
- 第七十八話 それが俺たちのはじまりの日
- 第七十九話 出会ったのは不思議で明るく気高い少女
- 第八十話 モテるかどうかは重要だが、モテる相手はもっと重要
- 第八十一話 俺はニンジンを食べられるタイプなんだ
- 第八十二話 たったひとつのニンジンが欲しいから
- 第八十三話 詐欺行為と唯一の、不憫枠
- 第八十四話 あり得ないけれど、もしも叶うなら
- 第八十五話 望まなかった変化と、唐突な答え
- 第八十六話 過ちだから、仕方ない
- 第八十七話 私から手放したのよ
- 第八十八話 最適な結婚相手を私に
- 第八十九話 まさかそんなに好都合な?
- 第九十話 正々堂々お見合いを
- 第九十一話 だって私は愛されてきたから
- 第九十二話 はじめまして、を告げる時
- 第九十三話 笑顔はもっとも強い剣
- 第九十四話 それはつまり、メリットだ
- 第九十五話 初デートへ行こう
- 第九十六話 こんなデートでも楽しんでくれますか
- 第九十七話 これが彼の本質ならば
- 第九十八話 新しい感情で物事を
- 第九十九話 最善を最高にする努力
- 幕間・六 サイラス・オルコットはいい性格をしていた
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