明け方のマリア
ミステリー・サスペンス
完
0
- 作品番号
- 140366
- 最終更新
- 2010/11/09
- 総文字数
- 24,539
- ページ数
- 41ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 5,010
- いいね数
- 0
何気ない世界や黄昏に浸って生きてきた人間に、本当の真実は見えない。
「明け方のマリア」
加筆バージョン
2009/01/15 加筆
2009/08/12 推敲
2009/09/18 完成
2009/11/10 修正
この作品のレビュー
しっとりとした展開でありつつ、小さく湧きあがってくる不安感。 なんとも言えないこの感覚は、怖いのではなく自分の足元がぐらついてしまうのに似ている。 ふとしたきっかけから出逢った“明け方のマリア” 手渡された青い鳥はずっとお守りだったけれども。 そこにあった、本当の意味は。 そしてそこにあった、それぞれの想いは。 きっと色々なものを抱え込んで得た境地に一輪の花を贈りたくなります。 丁寧な筆致で重厚に語られるストーリー。 おすすめします。
昔読ませて貰った時より読みやすくなってますし、増えてます。雰囲気もそれほど変わってなかったです。登場人物やエピソードなどべったりしてない感じで良かったです。 昔読んだ方もどうぞ。
この作品の感想ノート
八紬さん
レビュー、ありがとうございます。
久しぶりに公開しましたが、読んで頂ける人がいてほっとしました。
いろいろな思いを詰め込んだ作品です。リアルはそんな風に出来ている……、これが書きたかったです。
足元が揺らいで頂けたのなら、作者冥利に尽きます。
拙い作品をお読み頂き、本当にありがとうございました。
ふうさん
かなり古い作品なのですが、思い入れがありまして、何度も手直ししています。
歩美は真実から逃れようとしていました。最後には向かって行くのですが、なかなか普通ならそういう気持ちにはなりません。
いくつかのエピソードと時間を経て、その事の重要さや歩むべき道を見付けるのですが、小説は難しいものですね。うまく書けなくて困った感じです。
そんな作品をお読み頂き、本当に、ありがとうございました。
ペンコさん
読ませていただきました。
人生、『出会い』や『出来事』の、何気ない偶然の重なりにハッとさせられました。
懐かしい思い出も
隣り合わせた出会いも
足を止める人の優しさも
目の前に広がる景色も
きちんと見つめなければ、慌ただしい時間に、流されるように消えてしまう。
歩美の側にいつもあった、
『隠された真実』
『隠された願い』
それを受け止め、自分の『真実』を導くことの痛さを感じました
幸せの、青い鳥
壊れてしまった悲しい鳥
本当の『青い鳥』を
歩美はこれから
見つけるのかも知れません。
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