プロフィール

八谷紬
【会員番号】155020
2019.4.28
『階段途中の少女たち』
スターツ出版文庫より発売

『15歳、終わらない3分間』
『夕星の下、僕らは嘘をつく』
『京都あやかし絵師の癒し帖』
スターツ出版文庫より発売中

作品一覧

瑠璃の羊
八谷紬/著

総文字数/69,447

青春・友情187ページ

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いままで生きてきて 良かったことなんてあるだろうか このさき生きていって 充足感なんて得られるんだろうか そんなのわからない わからないなら、知りたい ねえ すべて偽もの すべて嘘つき だから、わたしと恋をして 2012.6.18-10.4 Photo by Casey Horner on Unsplash
戦国サイダー
八谷紬/著

総文字数/183,618

恋愛(ピュア)495ページ

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アイスクリームを乗せてしまおう   氷いっぱいのグラスに 音がするぐらい勢いよく注いで 大きな大きなスプーンで バニラアイスをめいっぱいすくって その炭酸が空に消えないように だらしないぐらい、甘く、甘くなるように *-*-*-*-*-*-*-*-* 人生最悪の拾いものは 「世話を頼む、というか、しろ」 戦国武将でした 俺様戦国武将 × 下僕女子高生 ひと夏の恋、一生ものの恋 2009.4.13→2009.7.24
京都あやかし絵師の癒し帖
八谷紬/著

総文字数/36,813

青春・友情30ページ

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芸大生の椿は、同期生の紫苑に怪我をさせてしまったことから、とある仕事を依頼される。 それは妖の肖像画を描くことだったのだが、ただ“描くだけ”ではなかった。 平凡ながらも絵を描くことが好きで芸大に入った如月椿と 天才的に絵がうまいのに無愛想で人を寄せ付けない三日月紫苑。 そして彼らを支える美丈夫でつかみ所のない雲母と大食いで殿様アリスな薊。 彼らが請け負う仕事の中身とは…… 一話完結型 京都のとある狭間で繰り広げられる物語。 ---------- 2017年6月28日発売 『京都あやかし絵師の癒し帖』試し読み版です。 一話目が全て読めますが、書籍はこれに大幅訂正を加えてあります。 書籍にはない場面もありますので、おまけのようにお楽しみください。
宵山レモネード
八谷紬/著

総文字数/8,623

恋愛(ピュア)12ページ

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【問】人混みではぐれない方法 茗荷の酢漬けとレモネード。 不器用な幼馴染ふたりと祇園祭の前日。 【野いちご10周年記念の限定小説です。 小説を読むためのパスワード取得方法は、5月30日(火)に野いちご10周年ページにて発表予定です。】 \10周年おめでとうございます/ 感謝の気持ちをこめて。
夕星の下、僕らは嘘をつく
八谷紬/著

総文字数/36,366

恋愛(ピュア)36ページ

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  嘘はきらい 嘘つきもきらい だけど 私たちは、嘘をつく 自分のために 誰かのために 嘘をつく だから 忘れてあげる、あなたのこと あなたと、私のこと 【夕星(ゆうづつ)の下、僕らは嘘をつく】 2016.11.28 スターツ出版文庫より発売 こちらは、訂正前の原稿の試し読みとなります あわせてweb掲載用に改行を加えてありますので、文庫版とは異なります

公開リスト一覧

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レビュー一覧

★★★★★
2016/06/15 19:20
ふたりのはじまり

結婚式はゴールじゃない、スタートだ、とはよく聞くけれど 本当はふたりの人生はもっと前に始まってる それでも、結婚式ってまたあらたなスタートなんだろうなあと すんごい苦労して悩んで喧嘩して泣いて そこを乗り越えて、夫婦になる、って誓う日は 入籍したときとはまた違う想いにあふれるのかもしれない あいしてるという慈しみと だいすきという優しさと やわらかでいてコミカルな語り口調でつづられた記憶、想いは 読んでいるだけでほっこりと温かい気持ちになれます おしあわせに。 どんな形だって、ふたりがしあわせなら、最強です。

結婚式はゴールじゃない、スタートだ、とはよく聞くけれど
本当はふたりの人生はもっと前に始まってる
それでも、結婚式ってまたあらたなスタートなんだろうなあと
すんごい苦労して悩んで喧嘩して泣いて
そこを乗り越えて、夫婦になる、って誓う日は
入籍したときとはまた違う想いにあふれるのかもしれない

あいしてるという慈しみと
だいすきという優しさと
やわらかでいてコミカルな語り口調でつづられた記憶、想いは
読んでいるだけでほっこりと温かい気持ちになれます

おしあわせに。
どんな形だって、ふたりがしあわせなら、最強です。

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★★★★★
2012/01/20 18:34
生きる。

たとえ十数年でも生きていたら逃げ出したいことだってある とても嫌な思いをしてそれを切り捨てたら楽になることもある だけどこれは 逃げて、逃げて、目を背けて それでも逃げ切れなかったふたりの物語 生きるのはけして楽しいことばかりじゃない じゃあ必ずしも均等に苦楽がやってくるかといえばそうでもない 苦しみばかり続くことは多い どうして自分ってこうなんだろうって 違う環境に生まれてきてたら、もっと楽しい人生だったのかなって 悔んで泣いて、また日は昇る そんなとき、助けてくれるのは 自分の名前を呼んでくれる誰か たとえひとりでも、自分が気づいていなくても たったひとつの自分だけの名前を呼んでくれる誰か 強く生きよう、そう思えるのはとても立派なこと でも本当に大切なのは、そこに至る過程 陽太と月子の苦しみを その大切な七日間を、ぜひ

たとえ十数年でも生きていたら逃げ出したいことだってある
とても嫌な思いをしてそれを切り捨てたら楽になることもある

だけどこれは
逃げて、逃げて、目を背けて
それでも逃げ切れなかったふたりの物語

生きるのはけして楽しいことばかりじゃない
じゃあ必ずしも均等に苦楽がやってくるかといえばそうでもない

苦しみばかり続くことは多い
どうして自分ってこうなんだろうって
違う環境に生まれてきてたら、もっと楽しい人生だったのかなって
悔んで泣いて、また日は昇る

そんなとき、助けてくれるのは
自分の名前を呼んでくれる誰か

たとえひとりでも、自分が気づいていなくても
たったひとつの自分だけの名前を呼んでくれる誰か

強く生きよう、そう思えるのはとても立派なこと

でも本当に大切なのは、そこに至る過程

陽太と月子の苦しみを
その大切な七日間を、ぜひ

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★★★★★
2011/12/15 11:59
母親でも姉でもない

記憶の中に今も残る女性 家族とも友人とも断言できない、曖昧でいてでも確かに心にいるひと 幼き日の記憶と思春期のころの記憶 その両者がもどかしく絡み合い、自分に明るい影を落としている ひとつ感じたのは 子どもの頃の記憶、思い出は きっと大人になってもずっと自分を支配してしまうのだろうなぁということ ほろり、という言葉がとてもよく似合う短編 一度読んだだけでは味わい切れない、物語をぜひ

記憶の中に今も残る女性
家族とも友人とも断言できない、曖昧でいてでも確かに心にいるひと

幼き日の記憶と思春期のころの記憶
その両者がもどかしく絡み合い、自分に明るい影を落としている


ひとつ感じたのは
子どもの頃の記憶、思い出は
きっと大人になってもずっと自分を支配してしまうのだろうなぁということ

ほろり、という言葉がとてもよく似合う短編
一度読んだだけでは味わい切れない、物語をぜひ

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★★★★★
2010/10/16 21:45
恋に落ちて幸福論

ひとめぼれ。 それを人はなんと思うのかは知らない だけど、確実にある ある日突然その人に目を奪われる、それ以上に心を全て握られる 透が一目惚れしたのは、プラチナの髪の王子様 元気いっぱいで素直な透が何よりも素敵で 恋するとこうも可愛くなるものかと、物語以前の彼女を知らないのに思ってしまう程 どうしようもないぐらい好きで、好きで、好きで だからこそ一喜一憂、些細なことで幸せに包まれる この物語は昴のかっこよさよりも 透の天真爛漫さが素敵なのじゃないかなと思えて でもやっぱり昴も純粋で可愛くて 奈々のキャラがスパイスを与えてくれて 大聖や隼人、キョウに翔太とみんなが周りにいてくれるからこそ こんなに幸せな物語なのかなと感じてしまう 最後の最後まで、読む人を幸せにしてくれる そんな純粋な二人の恋のいきさつを、是非

ひとめぼれ。

それを人はなんと思うのかは知らない
だけど、確実にある
ある日突然その人に目を奪われる、それ以上に心を全て握られる

透が一目惚れしたのは、プラチナの髪の王子様


元気いっぱいで素直な透が何よりも素敵で
恋するとこうも可愛くなるものかと、物語以前の彼女を知らないのに思ってしまう程

どうしようもないぐらい好きで、好きで、好きで
だからこそ一喜一憂、些細なことで幸せに包まれる

この物語は昴のかっこよさよりも
透の天真爛漫さが素敵なのじゃないかなと思えて

でもやっぱり昴も純粋で可愛くて
奈々のキャラがスパイスを与えてくれて
大聖や隼人、キョウに翔太とみんなが周りにいてくれるからこそ

こんなに幸せな物語なのかなと感じてしまう


最後の最後まで、読む人を幸せにしてくれる
そんな純粋な二人の恋のいきさつを、是非

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★★★★★
2010/08/11 20:18
愛の形、不安の形

人は誰もが、大なり小なり何かを背負って、何かに傷ついて生きている それはけして特異なことじゃない、当たり前のこと でもその当たり前が あって然るべきものが とてつもなく、重くのしかかることがある 愛の形に正解はないし 寧ろ形なんて存在しないのかもしれない 様々なことがあってでもそれをひとつひとつ乗り越えてきて やがて愛というものを確信するのかもしれない 虐待、DV、いじめ 世の中は哀しいことで溢れてるけれど 大切なものもきっとたくさんある そんな気持ちを持たせてくれる、真っ直ぐな物語を是非

人は誰もが、大なり小なり何かを背負って、何かに傷ついて生きている
それはけして特異なことじゃない、当たり前のこと

でもその当たり前が
あって然るべきものが

とてつもなく、重くのしかかることがある


愛の形に正解はないし
寧ろ形なんて存在しないのかもしれない

様々なことがあってでもそれをひとつひとつ乗り越えてきて
やがて愛というものを確信するのかもしれない


虐待、DV、いじめ

世の中は哀しいことで溢れてるけれど
大切なものもきっとたくさんある


そんな気持ちを持たせてくれる、真っ直ぐな物語を是非

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