先生と初めて抱き合った、あの日
庭に金木犀が、咲いていた。
主をなくしたあの庭は
今では荒れ放題。
けれど今年も黄色い花は
甘い香りを漂わせる。
――早く帰ってきて。
金木犀の散ってしまう前に
もう一度二人で
あの香りに包まれたい……
―――――――…**
生徒と教師の切ない純愛物語。
2013.2.24 start
2013.8.15 end
**…―――――――
ケータイ小説 野いちご

作品番号
858007
最終更新日
2017/8/6
金木犀の散った日〜先生を忘れられなくて〜
来海シスコ/著
ジャンル/恋愛(純愛)
410ページ 完
PV数/1,864,858・総文字数/182,301