自己喪失の救済
ノンフィクション・実話
完
1
さに〜/著
- 作品番号
- 1674682
- 最終更新
- 2022/08/03
- 総文字数
- 7,745
- ページ数
- 18ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 513
- いいね数
- 1
- ランクイン履歴
-
ノンフィクション・実話34位(2024/01/22)
- ランクイン履歴
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ノンフィクション・実話34位(2024/01/22)
ある少女は、クラスメイトの勘違い、あるいはでっち上げでいじめられ、それをきっかけに不登校になった。彼女の中学生活は崩壊した。それまでの「天真爛漫な少女」という一つの像は、何者かに消された。日を追うごとに彼女は自分の首がだんだん強く締め付けられていくのを感じた。この苦しみから解放されるには──。
心の奥底で奇跡のような救済を求めていたはずの少女は、今日も暗闇の中で見えない蜘蛛の糸を探している。
*****
・本作は著者の実体験をもとに書かれたものです。
・本作の文章の一部には露骨な表現が含まれる可能性があります。該当ページにはタイトルに「*」を表示しています。
・本作は一人の人間がうつに陥るまでとその経過、回復について記したものであり、記載内容の一切を助長するものではありません。
心の奥底で奇跡のような救済を求めていたはずの少女は、今日も暗闇の中で見えない蜘蛛の糸を探している。
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・本作は著者の実体験をもとに書かれたものです。
・本作の文章の一部には露骨な表現が含まれる可能性があります。該当ページにはタイトルに「*」を表示しています。
・本作は一人の人間がうつに陥るまでとその経過、回復について記したものであり、記載内容の一切を助長するものではありません。
- あらすじ
- 些細なことがきっかけで、不登校になり、鬱になり、暗闇のような日々を過ごした5年間。私は、この5年間で「天真爛漫な少女という私」を消し、自分で自分の首を絞めながら、無為に生きていた。純真だったはずの少女の心の中には、常に唸り、誰にでも牙を剥き、容赦なく噛み付く野獣が育っていた。凶暴さと虚無感が混在する意識の中で、少女は些細ながらもどこからか垂れる一筋の蜘蛛の糸に縋りたいと願い続けていたかもしれない。
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