あの日の続き

青春・友情

完

ゆのか/著
あの日の続き
作品番号
1792764
最終更新
2026/09/25
総文字数
37,977
ページ数
10ページ
ステータス
完結
PV数
32
いいね数
0
この物語を書き始めたとき、「青春って、いつ終わるんだろう」と考えました。

高校生活は、たった三年間。
毎日一緒に練習して、同じコートに立って、同じ夢を追いかける。嬉しいときは一緒に笑って、悔しいときは一緒に泣く。そんな毎日も、卒業すれば終わってしまいます。

6人も、高校最後の県大会で敗れたとき、「これで全部終わった」と思っていたかもしれません。

全国には届かなかった。
最後まで戦ったけれど、勝てなかった。
悔しくて、申し訳なくて、涙が止まらなかった。

でも、この物語で描きたかったのは、その「負け」の先にある未来です。

卒業後、6人はそれぞれ違う道へ進みます。
スポーツ用品を扱う仕事をする人。
選手を支える飲料の仕事をする人。
教師になり、バスケを教える人。
選手を守るシューズを作る人。
選手の身体を支える人。

もう同じコートには立っていません。

それでも、6人は高校時代にもらったものを、今度は誰かに渡す側になっていました。

そして数年後、6人は再び集まり、恩師のもとへ向かいます。

「夢を叶えましたよ」

一人ずつそう報告する6人を見て、先生たちは何を思うのでしょう。

高校時代、支えてもらっていた6人が、今度は誰かを支える側になっている。

それは、あの日々が決して無駄ではなかったという証だと思います。

人生では、頑張ったから必ず勝てるわけではありません。
努力したから、必ず夢が叶うわけでもありません。

それでも。

あの日流した涙も、仲間と過ごした時間も、先生からもらった言葉も、誰かのために頑張ったことも、きっといつか自分の人生を支えてくれる。

県大会ベスト8。

結果だけを見れば、6人の高校バスケはそこで終わりました。

でも、本当は違う。

あの日の敗戦は終わりではなく、それぞれの人生の始まりでした。

青春は、卒業と同時に終わるものじゃない。

一緒に過ごした時間は、その後の人生の中でも、ずっと続いていく。

これは、そんな6人の物語です。

――あの日の続きは、今もまだ続いている。
あらすじ
県大会ベスト8。全国への夢を目前に敗れ、涙を流した6人の高校バスケ部員。卒業後、彼らはそれぞれ違う道へ進みながらも、スポーツと関わり続けていた。成人式から3年後、久しぶりに6人で集まり、恩師・佐々木先生と相澤先生のもとへ向かう。そこで語るのは、それぞれが叶えた夢。そして、先生たちが率いるチームの全国優勝。あの日の敗戦は、終わりではなかった。6人の青春は、コートを離れたその先でも続いていた。

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