プロフィール

ゆのか
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作品一覧

さよならを言わなかった恋
ゆのか/著

総文字数/19,484

恋愛(学園)15ページ

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この作品「さよならを言わなかった恋」は、終わったはずの気持ちが、なぜか消えずに残り続ける――そんな感情から生まれました。 人はよく「時間が経てば忘れる」と言います。けれど本当に大切だった人ほど、忘れるのではなく、ただ思い出す回数が減っていくだけなのかもしれません。ふとした匂い、季節の空気、帰り道の景色。その一瞬で、過去は現在と同じ温度で胸に戻ってきます。 結月にとって湊は、過去の人ではありませんでした。何年離れても、再会した瞬間に当たり前のように隣に立ってしまう存在です。けれど同時に、そばにいてくれた颯真との日々も、確かに今の結月を支えていました。 この物語では「どちらを選ぶか」という単純な答えを描きたかったわけではありません。人の気持ちは、ひとつだけに整理できるほど単純ではないからです。過去を大切に思うことと、今を大切に思うことは、本当は矛盾しません。 誰かを忘れないまま、別の誰かを好きになることは、裏切りではなく成長なのだと思います。 きっと誰の心にも、「もし、あのとき違う選択をしていたら」と思い出す瞬間があるはずです。戻ることはできないと分かっていても、あの頃の自分や、隣にいた誰かを懐かしく思うことがあります。 この作品の中で、結月は過去を消すことを選びませんでした。思い出を手放すのではなく、抱えたまま前へ進むことを選びます。それは簡単なことではなく、迷いも後悔も残ります。それでも人は、過去があるからこそ、未来に踏み出せるのだと私は考えました。 「さよなら」を言えなかった恋は、終わらなかった恋ではありません。言葉にしなかったからこそ、形を変えて心に残り続ける恋です。そしてその記憶は、新しい一歩を踏み出す勇気にもなります。 読み終えたあと、皆さんの中にある忘れられない誰かや、もう戻れない季節を少しだけ思い出してもらえたら嬉しいです。 この物語が、ふとした瞬間に心へ浮かぶ小さな記憶のひとつになってくれたなら、作者としてこれ以上の喜びはありません。
未来に続く、未完成な恋
ゆのか/著

総文字数/17,238

恋愛(学園)14ページ

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放課後の体育館、床に伸びるオレンジ色の光。 ボールの弾む音と、靴のきしむ音が静かに響く夕方。 特別な約束があったわけじゃない。 同じクラスになっただけで、 ただ同じ学校に通っていただけ。 それなのに、気づけば帰り道が重なって、 何でもない会話が、少しずつ大事になっていく。 笑った理由も、沈黙の意味も、 きっとお互いちゃんとは分かっていない。 それでも隣にいる時間が、 昨日より今日、今日より明日と 少しずつ手放せなくなっていく。 伝えたい言葉は胸の奥にしまったまま。 一歩踏み出せば変わってしまいそうで、 この距離を壊すのが怖くて、 「好き」の二文字だけが、言えないまま残る。 春の風は優しくて、 でもどこか、終わりの匂いもしていた。 この時間はずっと続かないと知りながら、 何も知らないふりをして、 私たちは今日も同じ帰り道を歩く。 ――これは、恋になる少し前。 そして、忘れられない春の記憶の物語。
声にならない、さよならを
ゆのか/著

総文字数/33,917

恋愛(学園)21ページ

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この物語は、「再会」が幸せの始まりではなく、 “終わり方を見つけるための最後の時間” になるお話です。 昔好きだった人。 もし、もう会わないと思っていた人に再び出会ったら—— きっと心は揺れてしまうでしょう。 変わっていない笑い方に、失われていたはずの季節がよみがえることもあるはずです。 でも、大人になればなるほど、 「気持ちだけでどうにもならないこと」が増えていきます。 誰かの生活、誰かの未来、自分の選択。 恋より大切なものがあると知ってしまっても、 それでも消えない想いも確かに存在します。 柚李、蒼士、春斗の三人は、 どれも“正しい”気持ちを抱えたまま、 それぞれに苦しい選択をしなければなりません。 誰も責められない、でも誰も報われきらない。 そんな切なさを丁寧に描きたくて、この物語を書きました。 読み終えたあと、 あなたの心にほんの少しでも、 「忘れられない誰か」の記憶に触れるような余韻が残れば嬉しいです。
君とつないだ未来
ゆのか/著

総文字数/26,214

恋愛(その他)20ページ

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恋に揺れた高校時代から、家族と共に歩む未来まで—— 青春のときめき、結婚、出産、そして子どもたちの成長。 笑顔と愛に満ちた日々を丁寧に紡ぐ、家族の絆を描いた長編物語。 一つの恋が家族をつなぎ、命を育み、 日常の中にある小さな幸せが確かに心を満たす—— あなたの心にもそっと届く、 温かく希望に満ちた物語。
君を隠したあの夏
ゆのか/著

総文字数/12,961

恋愛(学園)10ページ

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あの夏を、私はまだ覚えている。  「暇だからいいよ」──そう答えたあの日。  中学1年の七月、青郎に告白されて、軽い気持ちでうなずいた。  でも本当は、あの瞬間から何かが変わっていたんだと思う。  青郎は、誰よりも明るくて、クラスの中心にいた。  私はその光が少しまぶしくて、だから決めた。  「この関係、誰にも言わない。隠すためなら、なんでもする」って。  秘密であることが、ふたりだけの絆のように思えた。  放課後の体育館裏、机の下でつないだ手、誰にも気づかれないように笑い合った日々。  どんなに隠しても、心の奥では、あの人だけでいっぱいだった。  2年の春、初めて「好き」と伝えた。  青郎は驚いたように笑って、そっと私の頭を撫でた。  あの瞬間、初めて“恋”が本物になった気がした。  冬、席が隣になってからは、毎日のように机の下で手を繋いでいた。  3年の春、修学旅行でバレないように手を繋いで、あーんして。  周りに隠しながら、心の中では「ずっと一緒にいられますように」と願っていた。  でも、冬。受験の時期。  青郎が遠い高校に進むと聞いた夜、涙が止まらなかった。  だけど、「青郎の夢を応援したい」と思った。  理科の授業中、先生にバレないように彼の面接練習をしていた日々は、  恋人としての最後の時間のようだった。  高校生になってからも、好きだった。  でも、遠距離は想像以上に冷たくて、痛かった。  七月七日──あの日、青郎は言った。  「お互いを思って、ここで終わりにしよう」  そして、約束をした。  「成人式でまた会おう。その時まだ好きだったら、今度は結婚前提で付き合おう」  時が経っても、青郎以外に“好き”と思える人はいなかった。  そして、青郎もまた、誰かと付き合っても、私を忘れられなかった。  あの夏、隠した恋は、今も胸の奥に息づいている。  誰にも見せなかった恋が、確かにここにあった。  ──これは、時間を越えて続いた“初恋”の物語。

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