プロフィール

ゆのか
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作品一覧

六点差の向こう側にある優勝
ゆのか/著

総文字数/13,839

青春・友情11ページ

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勝敗だけでは語れない“六点差”があった。 88-82。その数字は、ただのスコアではなく、崩れかけたチームがそれでも最後まで繋がろうとした証だった。 神代高校男子バスケットボール部。キャプテン・しょうへい、司令塔として支えるるき、エースのりゅうと、安定感のりょう、守備職人のらい、努力で食らいつくたける。彼らはそれぞれ違う形でコートに立ちながら、一つのチームとして不完全なまま進み続けた。 そしてその姿を、ただ一人見続けていたのが女子バスケ部部長兼マネージャーのゆなだった。プレーはしない。けれど誰よりも近くで見て、記録し、怒り、悩み、そして信じていた。 完成された過去。崩壊する現在。繋ぎ直す再生。そして届きかけた完成。そのすべてが積み重なった先にあったのが、あの88-82だった。 この物語は、勝者の物語ではない。 “勝ちきれなかったチーム”の物語でもない。 それでも確かに存在した、「繋がり続けた時間」の記録である。 優勝とは何か。強さとは何か。その答えは、スコアボードの上ではなく、コートの中で交わされた無数の選択と信頼の中にあった。 そしてその答えは、きっと今もどこかで続いている。
兄になった先輩を好きだった
ゆのか/著

総文字数/16,437

恋愛(学園)15ページ

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「好きになってはいけない人を、好きになってしまったら――」 この物語は、そんな恋から始まります。 主人公の結月は、高校の体育委員会の活動を通して、一つ上の先輩・颯斗と出会います。最初はただの先輩と後輩。けれど一緒に仕事をしたり、放課後に話したり、体育祭の準備をしたりするうちに、少しずつ距離は近づいていきます。 優しくて、少し不器用で、でもどこか放っておけない先輩。 気づけば結月の中で、その存在はどんどん大きくなっていきます。 けれど、二人の関係はある日突然変わってしまいます。 親同士の再婚。 それによって、二人は“先輩と後輩”ではなく、 “兄妹”になってしまうのです。 好きと言ってはいけない。 想いを伝えることもできない。 それでも一緒に過ごす日々の中で、気持ちは消えるどころか、むしろ強くなっていきます。 近いのに遠い距離。 手を伸ばせば届きそうなのに、決して越えてはいけない境界線。 そんな関係の中で、二人はそれぞれの気持ちと向き合っていきます。 そして迎える卒業の日。 別れの駅のホームで、二人が選んだ答えとは――。 この物語は、決してハッピーエンドの恋ではありません。 けれど、確かにそこにあった「本物の恋」の物語です。 言えなかった「好き」。 伝えられなかった想い。 それでも心の中に残り続ける、大切な記憶。 この物語が、あなたの心のどこかにそっと残る恋になってくれたら嬉しいです。
さよならを言わなかった恋
ゆのか/著

総文字数/19,484

恋愛(学園)15ページ

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この作品「さよならを言わなかった恋」は、終わったはずの気持ちが、なぜか消えずに残り続ける――そんな感情から生まれました。 人はよく「時間が経てば忘れる」と言います。けれど本当に大切だった人ほど、忘れるのではなく、ただ思い出す回数が減っていくだけなのかもしれません。ふとした匂い、季節の空気、帰り道の景色。その一瞬で、過去は現在と同じ温度で胸に戻ってきます。 結月にとって湊は、過去の人ではありませんでした。何年離れても、再会した瞬間に当たり前のように隣に立ってしまう存在です。けれど同時に、そばにいてくれた颯真との日々も、確かに今の結月を支えていました。 この物語では「どちらを選ぶか」という単純な答えを描きたかったわけではありません。人の気持ちは、ひとつだけに整理できるほど単純ではないからです。過去を大切に思うことと、今を大切に思うことは、本当は矛盾しません。 誰かを忘れないまま、別の誰かを好きになることは、裏切りではなく成長なのだと思います。 きっと誰の心にも、「もし、あのとき違う選択をしていたら」と思い出す瞬間があるはずです。戻ることはできないと分かっていても、あの頃の自分や、隣にいた誰かを懐かしく思うことがあります。 この作品の中で、結月は過去を消すことを選びませんでした。思い出を手放すのではなく、抱えたまま前へ進むことを選びます。それは簡単なことではなく、迷いも後悔も残ります。それでも人は、過去があるからこそ、未来に踏み出せるのだと私は考えました。 「さよなら」を言えなかった恋は、終わらなかった恋ではありません。言葉にしなかったからこそ、形を変えて心に残り続ける恋です。そしてその記憶は、新しい一歩を踏み出す勇気にもなります。 読み終えたあと、皆さんの中にある忘れられない誰かや、もう戻れない季節を少しだけ思い出してもらえたら嬉しいです。 この物語が、ふとした瞬間に心へ浮かぶ小さな記憶のひとつになってくれたなら、作者としてこれ以上の喜びはありません。
未来に続く、未完成な恋
ゆのか/著

総文字数/17,238

恋愛(学園)14ページ

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放課後の体育館、床に伸びるオレンジ色の光。 ボールの弾む音と、靴のきしむ音が静かに響く夕方。 特別な約束があったわけじゃない。 同じクラスになっただけで、 ただ同じ学校に通っていただけ。 それなのに、気づけば帰り道が重なって、 何でもない会話が、少しずつ大事になっていく。 笑った理由も、沈黙の意味も、 きっとお互いちゃんとは分かっていない。 それでも隣にいる時間が、 昨日より今日、今日より明日と 少しずつ手放せなくなっていく。 伝えたい言葉は胸の奥にしまったまま。 一歩踏み出せば変わってしまいそうで、 この距離を壊すのが怖くて、 「好き」の二文字だけが、言えないまま残る。 春の風は優しくて、 でもどこか、終わりの匂いもしていた。 この時間はずっと続かないと知りながら、 何も知らないふりをして、 私たちは今日も同じ帰り道を歩く。 ――これは、恋になる少し前。 そして、忘れられない春の記憶の物語。
声にならない、さよならを
ゆのか/著

総文字数/33,917

恋愛(学園)21ページ

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この物語は、「再会」が幸せの始まりではなく、 “終わり方を見つけるための最後の時間” になるお話です。 昔好きだった人。 もし、もう会わないと思っていた人に再び出会ったら—— きっと心は揺れてしまうでしょう。 変わっていない笑い方に、失われていたはずの季節がよみがえることもあるはずです。 でも、大人になればなるほど、 「気持ちだけでどうにもならないこと」が増えていきます。 誰かの生活、誰かの未来、自分の選択。 恋より大切なものがあると知ってしまっても、 それでも消えない想いも確かに存在します。 柚李、蒼士、春斗の三人は、 どれも“正しい”気持ちを抱えたまま、 それぞれに苦しい選択をしなければなりません。 誰も責められない、でも誰も報われきらない。 そんな切なさを丁寧に描きたくて、この物語を書きました。 読み終えたあと、 あなたの心にほんの少しでも、 「忘れられない誰か」の記憶に触れるような余韻が残れば嬉しいです。

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