ある少女が固定カメラで映した、自分の最期の姿をホームページに公開した。
それは『公開自殺』と呼ばれ、何人もの摸倣自殺者を増やしていく。
そしてそれとともに、ネット内に自殺幇助をする『自殺屋』が
潜んでいるという噂が流れる。
都立明鏡止水高校一年生、東海林十一朗はミステリー研究部の部長であり、
警視庁刑事部長の息子。
ある切っ掛けで事件に巻き込まれ、十一朗はミス研部員と、
すこしくせのある刑事コンビとともに難事件の解決に挑む。
【アルファポリス「第4回ミステリー小説大賞」大賞候補作に入った作品です】