わたしたちが死にたかった夜にも、きっと意味はあったんだ───。

恋愛(ピュア)

彩空百々花/著
わたしたちが死にたかった夜にも、きっと意味はあったんだ───。
作品番号
1700763
最終更新
2023/07/03
総文字数
33,496
ページ数
60ページ
ステータス
完結
PV数
1,330
いいね数
1


どんなに苦しくても、悲しくても、つまらなくても、死を選んじゃだめだ。


一度死んでしまったわたしが言うのだから、どうかこれだけは、信じて欲しい───。


自分が死んでしまったことで、誰かを深く傷付けてしまうんだってこと。


こんな出来損ないのわたしを、命を削ってでも救おうとしてくれた人がいたってこと。


それが、いくつもの感情をわたしに教えてくれた。


***


君だけは、柚葉だけは、生きなくちゃいけない───。


だって、この俺が、柚葉にこの世界で、まだ生きていてほしいと願ったんだから。

 
「蛍さんの半分の命は、どこに行ってしまったんですか……?」

「ここに、あるよ───」


* * *


たった一人を想い続けたその愛が、儚くて美しい、いくつもの奇跡を生み出した───。


辛いのなら逃げても良い。逃げ出した先が自分にとって最良の場所なのなら、迷わずに堂々と逃げたって良いんだ───……。


だって世界は、こんなにも広いのだから───…。




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あらすじ
度重なるどんでん返しに、胸が苦しくセツナクなる。あなたはこの物語に、どんな感傷と感動を覚えますか?
タイトルの本当の意味を知った時、あなたは必ず涙する───。

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