ケータイ小説 野いちご

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野いちご10周年記念コンピレーションアルバム『ずっとずっと、大好きな君のそばで。』

野いちご10周年記念コンピレーションアルバム
『ずっとずっと、大好きな君のそばで。』
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    • あなたの憧れEPコン
    • お昼休み
    • 教室
    • 壁ドン

    「ひーろき先輩!どうしたんですか?」

    寛騎先輩はいつも微笑んでいて優しい。
    でも何時にも無く彼は真剣な表情だ。

    「…あ、あの。えーっと…。」

    口篭る彼、本当にどうしたのだろう。

    「寛騎先輩…?」

    「えいっ…!!」

    突然の出来事で何が起きたか分からない。
    数秒経って壁ドンされていることに気付く。

    「俺は、君のことが好きです!!」

    「ほへ?」

    「だから…っ…その…!!」

    彼は俯いて顔を真っ赤にしている。

    「ふふ。」

    私はぎゅっと彼を抱きしめた。

    「私も好きです。」

    「え…?…やった!!嬉しい!!」

    そう言って彼は抱き締め返した後、私を離して飛び跳ねたり、ガッツポーズをして大袈裟なくらい喜んだのだった。

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    • あなたの憧れEPコン
    • 放課後
    • 教室
    • 後ろからギュッ

    今日の翔君は意地悪です

    「ねぇー翔君暑いよー」

    「んー?僕はただかりんにぎゅーしてるだけだよ?」

    「もういつもだったらすぐ帰るくせに今日限ってなんでまた」

    「さぁー?なんでだろうねー?」

    「ちょっ!?何して

    チュッ

    「あー、ごめーんほっぺにキスしちゃった」

    「そ、それ謝る気ないでしょ!!」

    「あ、バレた?じゃあお詫びにおでこにキスしたあげよっか?」

    「そ、それお詫びになってないよ!
    もう今日は翔君が放課後残って、、

    チュッ

    「よーしお詫びもしたし帰ろーかな

    「な、お、おで、おでこじゃないじゃんか!!」

    「あれ?そんなこと言ったかな?」

    「もうとぼけないでよ!」

    もしかしたら今日“も”翔君は意地悪なのかも

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    • あなたの憧れEPコン
    • 放課後
    • 教室
    • 髪クシャ

    -ーもしあの時に戻れるならば、私は素直になりたかった。


    「ハッピーバレンタイン!」


    私は手作りのガトーショコラをみんなに配っていく。

    ただ、1人だけ特別なあの人にはみんなと違うパッケージで渡すつもりだった。

    でも私はその日、いつまで経っても渡すことが出来ずにいた。

    放課後、特別なラッピングを大事に抱え、窓の外を見ていた。


    「結局、渡せなかった」


    すると教室の扉が開き、意中の彼が近寄ってくる。

    私は顔を赤らめ、紙袋で顔を隠す。

    だがそれはあっさり彼にとられてしまい、睨みつけられる。


    「ったく……おせーよ!」

    「え?」

    「……待ってたんだよ。なのにお前、いつまでも渡さねーし」

    「それは…!」

    「次からは待たせるなよ。来年はお前から渡しに来い」

    「……うん!」


    ーーもし、あの時に渡せていたらこうなってたのかな。

    そんな一生ものの憧れがそこにあった。

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