浅葱色の約束。
歴史・時代
完
352
- 作品番号
- 1600813
- 最終更新
- 2022/10/22
- 総文字数
- 212,910
- ページ数
- 464ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,508,163
- いいね数
- 352
- ランクイン履歴
-
歴史・時代1位(2020/05/10)
- ランクイン履歴
-
歴史・時代1位(2020/05/10)
灯りの無い町、不恰好な握り飯、
刀を差した侍、月が照らす道。
出会いは、そんなもの。
『───寂しいってなぁに?』
愛情を知らずに育った少女がひとり、
幕末の世を彷徨う。
『はっ、死後の世界だ?
俺達まで勝手に殺してんじゃねえ』
けれど、そこには。
“過去”では知れなかった、
ごくありふれた幸せ─愛情─があった。
*
『笑ってくれ、トシ。…俺は鬼にはなりきれんよ』
少女を拾った男は、
そう言いながらも嬉しそうだった。
『俺からすりゃあ近藤さん。
あんたが一番の鬼だぜ』
“時として愛情は、哀しみを連れてくる”
*
彼等と交わした約束はいつだって
やさしくて 、 あたたかくて
そして
『───…幸せになれ。』
哀しいほどに、綺麗だった。
浅葱色の約束。
*
*
※理人の原点です。
拙い文章力ではありますが、それ含め大切
にしているため、あえて訂正していません。
歴史に沿っているようで忠実ではございません。
年月、方言に差異があります。
それら諸々了承の上、温かい目で
ご覧になっていただけますと幸いです。
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この作品のレビュー
個性豊かな新撰組の方々と、寂しさを知らない少女梓の物語です。時には喜びを、時には哀しみを、そして残酷さを、儚さを。本当に綺麗に、丁寧に紡がれた作品です。キャラクターひとりひとりに息が吹き込まれていて、美しい作品です。 涙無しでは読めませんので、必ずハンカチ、ティッシュを握りしめておくことをお勧めします。 読んで後悔はないと断言できる神作品です。 ぜひ、読んでみてください。
このシリーズの良さは400文字程度では表せません。 ですが,私という1人の人間が,心から書籍化を望む程面白いという事を確約します。 あぁあと,涙無しでは読むことが出来ないでしょう。 ハンカチを用意してから読むことをおすすめします。 どうかこのレビューを見つけてくれた皆様,ぜひ一巻であるこの作品だけでも目を通して見てください❗
この作品の感想ノート
非公開の理由を教えてくださってありがとうございます🙇🏻♀️
把握しました!!
・
私は理人さんが書く文章が大好きです¨̮
ここでも「主計くんとかなのちゃん」の所でも書きましたが、時間が無くてアプリを閉じていても理人さんの作品はふと読みたくなるのです。
なので浅葱色の約束がまた公開されるのを待ちながら他の作品を沢山読ませて頂きます🌷𓈒𓏸
・
また公開された時には古参ですよってアピールしに感想ノートに突撃します😉
(冗談です笑)
理人さんお久しぶりです。
多忙であまりアプリを起動できていなかったのですが、久々にログインしたので浅葱色の約束。に逢いに来ました¨̮
何度も何度も読んでいますが今回もしっかり大号泣です(笑)
記憶違いだったら大変申し訳無いのですが、浅葱色の約束。にはシリーズがあったと思うのですが読めない状態なのでしょうか??
小説を読みたいという気持ちももちろんあるのですが、それ以上に理人さんとのやり取りを見返したいな~と思ったら見当たらなくて… 🥹
毎度こんにちわ。わたがしです(´;ω;`)
新章前の,目を逸らさせてくれない予感の掲示。既に読んでいようが,むしろ読んでいるからこそ,突きつけられるようで悲しかったです。読んでいる時,仕様が変わってからは章·話タイトルを読み逃す時も多かったのですが,何回めかだからこそちゃんと目に留まって。入る前からぴえんとなりました(´;ω;`)
いっちばんさいしょ,初めて読んだときは印象の薄かった原田&永倉さん。改めて読み返すと,すれ違いの切なさを感じられました。朔太郎の死はやはりつらいと思います。沖田さんは切ないで,近藤さんは悔しい。受け入れがたいことは変わりないけれど,そんな感じ。健気なキャラクターだらけの中で,朔太郎が1番寂しい想いをしたのではと,思います……自ら大事な梓と離れて,梓のいないところで。父親は最悪,咲ちゃんと離れ。やっと剣を握る,そんな若さで死んでしまうなんて。後に残る現実とsideの順番は,本当に意地が悪い🤩 もう間に合わない,と言うか結果が出てるのに,朔太郎~っと諦め悪く思ってしまいます。純粋で優しい朔太郎の気持ち。届かなかった気持ち。最後に残す言葉が,沢山あるなかでたった1人,色んな人を想いながらも,梓にだいすきだなんて。届くこともないのに。誰も知らないのに。そんな純粋な朔太郎に泣かされます😭 朔太郎を生かそうとしてくれた井上さん,目の前でなんて,可哀想すぎる。そんな井上さんに付いた理由は,沖田さんに頼まれたから。もう,サイクルに鬱る……(゜ρ゜)
読みながらこんなに泣き続けられる作品はない。と,いつも思います。私でこんなにつらいのに,梓を想うと……あぁもうだめだ(泣)
皆一緒だったのに。いなくなって,亡くなって,生きてるのに抱えたままで。抱えと共に,梓の腕の中で灯火は消え。
お団子とお祭りと花火は,特別で。繰り返される約束が,胸に切なかったです。沖田さん,最初から最後まで,きっと1番素直な人だった。梓が来るまで,待っててくれた。報われない沢山の想いの中で,ありがとうなんて,梓が感じとる空気に包まれて。もっと沢山幸せになっていいはずなのに。そう思わずにはいられなかったです。もうほんと,梓も残りがどれくらいなのか,分かってたんだろうななんて,沖田さんとのシーンに感じてしまいました。沖田さんの,最後に梓を包んだときの言葉。
◇理人◆さんの書籍化作品
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