
- 作品番号
- 1600813
- 最終更新
- 2022/10/22
- 総文字数
- 212,910
- ページ数
- 464ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,879,397
- いいね数
- 573
- ランクイン履歴
-
歴史・時代1位(2020/05/10)
灯りの無い町、不恰好な握り飯、
刀を差した侍、月が照らす道。
出会いは、そんなもの。
『───寂しいってなぁに?』
愛情を知らずに育った少女がひとり、
幕末の世を彷徨う。
『はっ、死後の世界だ?
俺達まで勝手に殺してんじゃねえ』
けれど、そこには。
“過去”では知れなかった、
ごくありふれた幸せ─愛情─があった。
*
『笑ってくれ、トシ。…俺は鬼にはなりきれんよ』
少女を拾った男は、
そう言いながらも嬉しそうだった。
『俺からすりゃあ近藤さん。
あんたが一番の鬼だぜ』
“時として愛情は、哀しみを連れてくる”
*
彼等と交わした約束はいつだって
やさしくて 、 あたたかくて
そして
『───…幸せになれ。』
哀しいほどに、綺麗だった。
浅葱色の約束。
*
*
※理人の原点です。
拙い文章力ではありますが、それ含め大切
にしているため、あえて訂正していません。
歴史に沿っているようで忠実ではございません。
年月、方言に差異があります。
それら諸々了承の上、温かい目で
ご覧になっていただけますと幸いです。
この作品のレビュー
私にとって、理人さんの歴史ものの小説を読むのも新撰組に関する小説を読むのも初めてですが、これだけは確信できます。この小説以上の小説はない、と。
時代の移り変わりの中でも懸命に生き抜こうとした新撰組を称えたいです。
梓を愛し、守るために戦い抜こうとした土方さんは立派な武士でした。少し強引で、ちょっぴり意地悪でオレ様だけど誰よりも優しい土方さんは、とてもカッコよく、美しかったです。
私の人生で、1番泣いた小説だと思います。とても切ないけれども、最後に梓と土方さんの幸せを読ませてくれてありがとうございます😊
もっと多くの人に知ってもらいたいです。きっと幸せな気持ちになります。ぜひ読んでください。
ストーリーがしっかりしていて涙が止まりませんでした、、。本当に素晴らしい作品です😭😭💖
あんまり恋愛的なものはない系かと思いきや、、ラストにはしっかり、、でした😭💖最高です!!
個性豊かな新撰組の方々と、寂しさを知らない少女梓の物語です。時には喜びを、時には哀しみを、そして残酷さを、儚さを。本当に綺麗に、丁寧に紡がれた作品です。キャラクターひとりひとりに息が吹き込まれていて、美しい作品です。 涙無しでは読めませんので、必ずハンカチ、ティッシュを握りしめておくことをお勧めします。 読んで後悔はないと断言できる神作品です。 ぜひ、読んでみてください。
個性豊かな新撰組の方々と、寂しさを知らない少女梓の物語です。時には喜びを、時には哀しみを、そして残酷さを、儚さを。本当に綺麗に、丁寧に紡がれた作品です。キャラクターひとりひとりに息が吹き込まれていて、美しい作品です。
涙無しでは読めませんので、必ずハンカチ、ティッシュを握りしめておくことをお勧めします。
読んで後悔はないと断言できる神作品です。
ぜひ、読んでみてください。
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