それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

ファンタジー

緋奈野-Hinano/著
それでも歯車は回っていく1                         〜ウェルティフル学園編〜
作品番号
1389187
最終更新
2018/05/01
総文字数
125,080
ページ数
346ページ
ステータス
完結
PV数
165,171
いいね数
2
ランクイン履歴

ファンタジー23位(2017/04/24)

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ファンタジー23位(2017/04/24)

「あなたは一人じゃない。」


ピンク色の髪の少女にそう言われたのは、
孤児院の目の前にある小さめの庭。


ピンク色の髪の少女は孤児院には合わないが
決して派手ではない上品な服を着ていた。


「どうして私なんかに
優しくしてくれるのですか?」


目に光がなかった水色の髪の少女は問(き)いた。


彼女は孤児院で暮らす孤児だ。


「その理由はまだ言えないけれど
いつかわかる日が来るわ。」


2歳年上のピンク色の少女は頭を撫でた。


「その日、いつきますか?」


前を見ようと、光に手を伸ばそうと聞いた。


「早く来て欲しいなら来年、貴方も来なさい。
そして、私のいるところまで来なさい。
やりたいことは、全て私が負担します。」


お金とか、将来とか、考える前に口を開いた。


「それはどこですか?」


縋るように聞いた水色の少女に
立ち上がって背を向け歩きながら言った。


「唯一我が国がその全額を負担
選りすぐりの教師を集め
階級関係なく入学できるようにした
最高にして最上の学習機構。


15歳の3月に試験を行い
合格すれば入学を認められる。


貴方も、再来月になれば
開催される試験を受けることができます。


しかし、その門は狭く、高く聳え立ち、
選ばれた者だけが入学できる実力主義の学園。


その名を





国立最上学習機構ウェルティフル学園」












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ジャンル別最高ランキング23位!
読者の方、本棚に入れてくださった方
心の底からありがとうございます!!


何度も変更して本当に本当にすみません!!


この世の常識は、世界の長い説明です。
面倒な可能性大で、説明なしで読めると思う
ので飛ばしてGOすることを全力で推奨します。

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