俺の名前はゲキ・アレクシア。



父親が騎士隊長ということで、昔から望まなくても女も権力者も寄って来た。



確かに、できないことも、誰かの下になることもなかった。



でもそんな俺は、何も知らなかった。



上には上がいることも…。



「なんで俺じゃないんだ。」



ウェルティフル学園入学式、新入生代表が



「…代表、フィーネ・アルマイラ。」



アルマイラなんて家聞いたことないし、フィーネなんて名前も聞いたことはない。



多分、いや絶対一般人だ。



入学生代表をやるくらいの奴ならそれなりに有名な家のはずだし、どこか有名な学校をこれまでに卒業して来ているはず