冷たいはずの王子様は少女にある勝負を仕掛け、甘い溺愛を注ぐ。

恋愛(その他)

海咲雪/著
冷たいはずの王子様は少女にある勝負を仕掛け、甘い溺愛を注ぐ。
作品番号
1756809
最終更新
2025/07/28
総文字数
16,165
ページ数
51ページ
ステータス
完結
PV数
5,238
いいね数
5
【ジャンル】
恋愛

【キーワード】
①二面性 ②メイド ③対決 ④弱点

【選んで書いて!野いちごミックスSSコンテスト応募作品です!】


その男は出会った時から、あまりに危険な人物だった。




「お前、強がっているだろ?」




相手がどれだけ掴みどころのない人間でも、私にだって秘密はある。表向きは気の強いメイド。

本来の気の弱い自分を出せるのは、夜だけと決めていた。

そんな時、私に主人が突きつけたのはある勝負。




「この紙に自分の弱点だと思う所を一つ書くんだ。それを当て合う」

「単純に当てられた方が負け。負けた方はもう相手の弱点を探らない。簡単だろう?」




始まった突然のゲームで、私たちの距離は急激に近づき始める。




「どうして居るんですか!? もう深夜ですよ!」

「相手の弱点を探らないとこの勝負には勝てないだろ」




勝負に負ける訳にはいかないのに、この主人は私に遠慮なく踏み込んでくる。



「広葉は可愛いな」


「そんなにお礼が言いたいならキスの一つでもしてくれたら良いのだけどな」


「本当はそんなに俺が怖いなら、もっとドロドロに甘やかして優しくしてやろうか?」



もうどうしたら良いの……?

《登場人物》
浅川 広葉(あさかわ ひろは)・・・16歳。蒼河の屋敷で住み込みのメイドをしている。蒼河とは通っている高校が違う。
 ×
菅沼 蒼河(すがぬま そうが)・・・16歳。菅沼財閥の御曹司。社交界では冷たい王子様と呼ばれている。

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