冷たいはずの王子様は少女にある勝負を仕掛け、甘い溺愛を注ぐ。

その日、出会った主人はあまりに危険な人物。





「本日からお世話になります。浅川(あさかわ) 広葉(ひろは)と申し……」




「お前、強がっているだろ?」





この人は危険だ、そう私の本能が告げていた。

それからは必要最低限の会話だけするつもりだった、のに……

私と主人の関係はある勝負を境に徐々に変わっていくことになる。




「広葉は可愛いな」


「そんなにお礼が言いたいならキスの一つでもしてくれたら良いのだけどな」


「本当はそんなに俺が怖いなら、もっとドロドロに甘やかして優しくしてやろうか?」




私は孤高の王子様に捕まったのかもしれない。