ケータイ小説 野いちご

“かぞく”が、増えました。
“おとうと”が、できました。

ルックス、頭脳、人気度&知名度、文句ナシ。


───ですが。



『俺の半径5メートル以内に入ってきた場合、
……埋めるから』



性格のほうに問題注意警報、発令。
(皆の衆、ここは黙って敬礼だ)



＊

仲良くしたいお姉ちゃん

城崎 ゆら
─Shirosaki Yura─

×

断固拒否な弟くん

十波 七兎
─Tonami Nanato─

＊



『ねえ。そのお花畑な勘違い、
迷惑だしウザいからやめてくんない』


『女っていう生き物がまず生理的に嫌い』


『字だけでも無理、吐き気がする。
散れよまじで』



………無、慈、悲。
(訳:容赦ない)


冷たい、女嫌い、毒舌。

そんな年下男子とひとつ屋根の下、
とんでもない同居スタート。



⧉


*



『そんな無防備でいーの？

言っとくけど俺の立場って、
あんたの初めてを無理やりにでも奪えるから』



こちら、無事に手懐けること……できそ？？
(ムリそ☆)



お姉ちゃんになった私は、
毒舌クール義弟を手懐けたいので。

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