かなさんのレビュー一覧
長く付き合ってる彼氏がいる。しかも、とびきりぶっとんだかんじの。ソファが赤く染められて、唖然と立ち尽くすわたしはもう嫁に行くのに十分すぎる年頃。 とても楽しかったこのお話…!!切なかったり笑ったり忙しくって。 拓、こりゃ女を幸せにしないぞ〜ってハタから見ていて思うのに、主人公が彼を忘れられない。嫌いになれない。むしろすき。大好き。そうなってしまうのが、なんとなくわかっちゃうからニクイ。 二人の間に甘い空気はないけれど、それでもお互いに好きでしかたないのがじんわりじんわり伝わってきて、二人まとめて、お話もまとめて、ギュウと抱きしめたくなりました。 1番好きな人といつも通り、一緒にいられること。それが女の幸せなのかなぁなんて思わせてくれる、フフッとしてニヤッとしてギュウとなる、素敵なお話をありがとうございました!
長く付き合ってる彼氏がいる。しかも、とびきりぶっとんだかんじの。ソファが赤く染められて、唖然と立ち尽くすわたしはもう嫁に行くのに十分すぎる年頃。
とても楽しかったこのお話…!!切なかったり笑ったり忙しくって。
拓、こりゃ女を幸せにしないぞ〜ってハタから見ていて思うのに、主人公が彼を忘れられない。嫌いになれない。むしろすき。大好き。そうなってしまうのが、なんとなくわかっちゃうからニクイ。
二人の間に甘い空気はないけれど、それでもお互いに好きでしかたないのがじんわりじんわり伝わってきて、二人まとめて、お話もまとめて、ギュウと抱きしめたくなりました。
1番好きな人といつも通り、一緒にいられること。それが女の幸せなのかなぁなんて思わせてくれる、フフッとしてニヤッとしてギュウとなる、素敵なお話をありがとうございました!
後半から、涙をボロボロ流して読みました。 神様が出てくるお話。と言ってしまうと、何だかファンタジーな感じになってしまうのですが。そうじゃないなぁ。このお話、もう色んな物が詰まっていて。コミカルな場面。切ない場面。挫折も、焦りも描かれている。でも全てにおいて、どこかに優しさを感じるんです。 そして、『夢』という強いメッセージ。問いかけられた、気がしました。教えてもらった気がしました。 文章がスッと体の中に入ってくる感覚。この作品世界の雰囲気。ほんとにスーッと、入ってくる。だから、気持ちと繋がって、自然と涙が出てしまったのだと思います。 夢は、一人の中で生まれるものじゃない。だれかと繋がることで。気持ちを交わすことで。生まれ、育まれるもの。 ユニークで、いつも人を愛する、常葉が好き。迷うけど、立ち止まるけど、背すじを伸ばせる。だれかを思って走り回れる。そんな千世が、大好きです。
後半から、涙をボロボロ流して読みました。
神様が出てくるお話。と言ってしまうと、何だかファンタジーな感じになってしまうのですが。そうじゃないなぁ。このお話、もう色んな物が詰まっていて。コミカルな場面。切ない場面。挫折も、焦りも描かれている。でも全てにおいて、どこかに優しさを感じるんです。
そして、『夢』という強いメッセージ。問いかけられた、気がしました。教えてもらった気がしました。
文章がスッと体の中に入ってくる感覚。この作品世界の雰囲気。ほんとにスーッと、入ってくる。だから、気持ちと繋がって、自然と涙が出てしまったのだと思います。
夢は、一人の中で生まれるものじゃない。だれかと繋がることで。気持ちを交わすことで。生まれ、育まれるもの。
ユニークで、いつも人を愛する、常葉が好き。迷うけど、立ち止まるけど、背すじを伸ばせる。だれかを思って走り回れる。そんな千世が、大好きです。
泣いてしまいました…!! 自分でもびっくり。大きな事件があったわけではない。一つの、高校生の等身大の恋愛。それを描いた作品で、こんなに泣いてしまうとは思いませんでした。 好きだ。その文字がキッカケではじまる、ふたりの交換日記。 なんて素敵なお話なんだろう。なんて沢山のメッセージと、気持ちが込められた作品なんだろう。好き。雰囲気も、登場人物たちも、丸ごとギューッと、でもそっと、抱きしめたいくらい大好きです。 人に、伝えるべきじゃないこと。伝えなきゃいけないこと。わたしたちは、迷う。嫌われたくないから。相手に、好かれたいから。だから、ウソをつく。重ねる。生まれる罪悪感。 でもね、そこに生まれたものは、伝えなきゃいけない、大事な大事な気持ちで。 『ホントウ』を伝えられるのは、自分しかいないんだね。最初がウソだったとしても、相手に伝わったホントウは、きっと素敵な奇跡のはじまり。
泣いてしまいました…!!
自分でもびっくり。大きな事件があったわけではない。一つの、高校生の等身大の恋愛。それを描いた作品で、こんなに泣いてしまうとは思いませんでした。
好きだ。その文字がキッカケではじまる、ふたりの交換日記。
なんて素敵なお話なんだろう。なんて沢山のメッセージと、気持ちが込められた作品なんだろう。好き。雰囲気も、登場人物たちも、丸ごとギューッと、でもそっと、抱きしめたいくらい大好きです。
人に、伝えるべきじゃないこと。伝えなきゃいけないこと。わたしたちは、迷う。嫌われたくないから。相手に、好かれたいから。だから、ウソをつく。重ねる。生まれる罪悪感。
でもね、そこに生まれたものは、伝えなきゃいけない、大事な大事な気持ちで。
『ホントウ』を伝えられるのは、自分しかいないんだね。最初がウソだったとしても、相手に伝わったホントウは、きっと素敵な奇跡のはじまり。
―ねえ、あの人とあの子が、付き合い始めたんだって。 ―美男美女が、手をつないで帰ってたの。とってもお似合いだよね。 とっても、いいよね。 切り出された、初々しい高校生カップルの日常。 どうしても比べてしまうのです。 あの子は。他のカップルは。 わたし、ココは上でありたかったんだ。女の子だから、そのトゲトゲの気持ちから、逃げられない。 そのトゲに、気づいてくれて。不安を溶かしてくれる彼がとなりにいれば、ちょっとずつ、一緒に進めるね。 日常。でも二人でいれば、それは大切な日で、すこしだけ非日常。 一緒に笑って、歩いていくこと。触れること。 等身大の女の子を可愛いく書き上げたこのお話、わたしはとっても大好きです。
―ねえ、あの人とあの子が、付き合い始めたんだって。
―美男美女が、手をつないで帰ってたの。とってもお似合いだよね。
とっても、いいよね。
切り出された、初々しい高校生カップルの日常。
どうしても比べてしまうのです。
あの子は。他のカップルは。
わたし、ココは上でありたかったんだ。女の子だから、そのトゲトゲの気持ちから、逃げられない。
そのトゲに、気づいてくれて。不安を溶かしてくれる彼がとなりにいれば、ちょっとずつ、一緒に進めるね。
日常。でも二人でいれば、それは大切な日で、すこしだけ非日常。
一緒に笑って、歩いていくこと。触れること。
等身大の女の子を可愛いく書き上げたこのお話、わたしはとっても大好きです。
口数少ない、猫みたいな後輩男子。と、スルメな先輩女子。二人の関係は、先輩後輩?飼い主とペット?いやいやそれとも。 本当に猫みたい。先輩女子が絡みに行ってしまうの、よくわかる。そして二人(たまにもう一人)の掛け合いがとっても楽しい。クスッてして、フハッてして、でもあの、 とにかくギュウウと心臓が絞られるんです…!! 猫系男子も良いかもしれない。というか、ものすごく良い。 真っ直ぐな気持ちって、たくさんのものを生むね。しょっぱいスルメも甘いロールケーキにしてしまうくらい。いいね、この二人すてき。 わたしの最たるオススメは29Pです。皆様もぜひ、クスッフハッギュウウを、ぜひぜひ味わってみてください。
口数少ない、猫みたいな後輩男子。と、スルメな先輩女子。二人の関係は、先輩後輩?飼い主とペット?いやいやそれとも。
本当に猫みたい。先輩女子が絡みに行ってしまうの、よくわかる。そして二人(たまにもう一人)の掛け合いがとっても楽しい。クスッてして、フハッてして、でもあの、
とにかくギュウウと心臓が絞られるんです…!!
猫系男子も良いかもしれない。というか、ものすごく良い。
真っ直ぐな気持ちって、たくさんのものを生むね。しょっぱいスルメも甘いロールケーキにしてしまうくらい。いいね、この二人すてき。
わたしの最たるオススメは29Pです。皆様もぜひ、クスッフハッギュウウを、ぜひぜひ味わってみてください。
女は信じない。男なんて、最低。そんな二人が出会って。嫌って、避けて、後ろを向いて。でも。生まれた感情を、認めたら。
あっという間に読み終えてしまった。
二人の過去はとても重い。逃げられないし、傷跡は消えない。裏切りって、信じるパワーをゼロにするから。
二人が、少しずつ歩み寄って。もしかしたら。もしかしたら、信じられるかもしれないって。
大雅くんが、涙を流すシーン。胸が熱くなって、私も目がうるんでしまいました。
みんな、パズルを持っている。違うもので無理やり埋めても、むなしいね。穴ぼこなこと、気づかないフリをしても、どこか悲しいね。
信じること。信じられるかもって、そう思えたら。疑わないで。自分の気持ちに素直になるだけ。
欠けたピースを埋めあうことができたふたり。ずっと続いていく笑顔が見えます。大切なことを教えてくれる、素敵なお話をありがとうございました。
幼い頃に、男の子のせいで怪我をした。右目が、見えなくなった女の子。 男と女になった。いまでも二人は、一緒にいる。罪悪感を、背負う。利用する。二人の間にあるものは。二人の、行き先は。 二度読みの作品です。一度浸かってしまったら、もう。背中がぞわり、心臓がどくり、切なくて悲しくて、でも愛おしい。黒い部分と、それに悩む「人間」を書き出すのが上手いこの作家さんだからこそ書ける。 人って、きれいなものだけで繋がっていられないね。依存、過去、いろんなもので引っ張り合う。相手が見えなくなる。自分の気持ちすら、塗り潰してわからなくなる。 でも。これが愛なんだって。知った瞬間、すべてが洗い流れていく気がしました。二人は、互いの枷なんかじゃない。翼を持ってる。二人で飛べるし、温めあえる。 自然に涙が出てしまった場面が、2つあります。どこに心を掴まれるか、ぜひ読んで、見つけてほしいです。
幼い頃に、男の子のせいで怪我をした。右目が、見えなくなった女の子。
男と女になった。いまでも二人は、一緒にいる。罪悪感を、背負う。利用する。二人の間にあるものは。二人の、行き先は。
二度読みの作品です。一度浸かってしまったら、もう。背中がぞわり、心臓がどくり、切なくて悲しくて、でも愛おしい。黒い部分と、それに悩む「人間」を書き出すのが上手いこの作家さんだからこそ書ける。
人って、きれいなものだけで繋がっていられないね。依存、過去、いろんなもので引っ張り合う。相手が見えなくなる。自分の気持ちすら、塗り潰してわからなくなる。
でも。これが愛なんだって。知った瞬間、すべてが洗い流れていく気がしました。二人は、互いの枷なんかじゃない。翼を持ってる。二人で飛べるし、温めあえる。
自然に涙が出てしまった場面が、2つあります。どこに心を掴まれるか、ぜひ読んで、見つけてほしいです。
子どものわたしは、原稿用紙が散らばる、畳の部屋に踏み込む。 彼が描くものを、一番に見るために。彼がつむぐ言葉を聞き、彼に触れられ、彼自身に、会うために。 感情に巻かれる自分は、彼の目にどう映っているのか。 八ページ。この短さでこんなにも惹き込む空気が作れる。 八ページ。もっとこの世界に浸っていたい。 そんな風に思わせてくれるお話でした。 散らばるフレーズが、一つ一つすくい上げて吟味したいほど素敵。決してこの世を優しくは見ていない、星を屑と呼ぶ彼の魅力が、存分にわかります。 美しいもの。見にくいもの。現世には、どちらが多くはびこっているのでしょうか。誤魔化さず、ありのままに物事を見るのは難しく、空っぽにしてしまわなきゃ、してしまいたい、そんな想いに駆られて。 素敵なお話を、ありがとうございます。
子どものわたしは、原稿用紙が散らばる、畳の部屋に踏み込む。
彼が描くものを、一番に見るために。彼がつむぐ言葉を聞き、彼に触れられ、彼自身に、会うために。
感情に巻かれる自分は、彼の目にどう映っているのか。
八ページ。この短さでこんなにも惹き込む空気が作れる。
八ページ。もっとこの世界に浸っていたい。
そんな風に思わせてくれるお話でした。
散らばるフレーズが、一つ一つすくい上げて吟味したいほど素敵。決してこの世を優しくは見ていない、星を屑と呼ぶ彼の魅力が、存分にわかります。
美しいもの。見にくいもの。現世には、どちらが多くはびこっているのでしょうか。誤魔化さず、ありのままに物事を見るのは難しく、空っぽにしてしまわなきゃ、してしまいたい、そんな想いに駆られて。
素敵なお話を、ありがとうございます。
主人公は、とある人気俳優。素晴らしい演技、見目麗しさにトリコになる女性は数知れず…
だから、起こった事件に関わっているのは、きっとその女性たちのだれか。
それは、だれ?
とてつもなく甘い。糖度100%のチョコレートを噛まされたと思ったら、気がつくと最後には砂糖のひとかけらも残っていない。そんな、なかなか斬新で練られたお話。
十ページの短編ですが、中身はずっしりです。
短いなかにさまざまな要素を詰め込むことができる、これも作者さまの引き出しの多さなのだろうと思います。一味変わった、チョコレートにまつわるお話。ぜひ、読んで味わってみてください。
視点が少しズレた先輩と、笑顔の少ないひねくれ女子。
二人でいる時間は、甘いとは言えなくて、言えないまま、先輩は引っ越してしまう。
のを、友達から聞いた。
惹きこまれる、というか、惹きこまれすぎて驚いたお話でした。
どうしてこんなに、登場人物に魅力を含んで描くことができるんだろう。読み終える頃には、主人公も、先輩も、そしてもう一人のことも、大好きになっているのです。
「もう一人」の存在も、主人公と先輩の関係を表すのに、欠かせないカギであり、スパイスであり、魅力的。このお話、とにかく不思議な魅力があるのです。
先輩、しんでください。もうこの文章が、すごく大好き。一度見ると、止まらなくなって、クスリと笑って、愛おしくなる。ぜひ読んでみてください。
とある紅茶専門店で繰り広げられる、クリスマスのお話。 そこではたらく胡桃さんは、おとずれるお客さんにおいしいミルクティを入れ、ジンジャークッキーを焼く。 赤い鼻の、なんだかにくめない顔。胡桃さんの化身。 心があらぶっても、さみしくても、飲むとホッと、いやしてくれるような。 まさにミルクティをそのまま文章に表したような、ぽかぽか、あたたかい世界です。 あたたかい人のそばにいると、自分も優しくなれるね。 やさしさをもらうと、次は自分もだれかにわたせるね。 素敵な瞬間がたくさん生まれて、それを見るたびに、きっと、あたたかい人のことを思い出す。大切な時間を、きっと作っていける。 まだ心がじわぁとあったかいままです。 ハッピーミルクティ!!クリスマスが楽しみになる、すてきなお話をありがとうございます。
とある紅茶専門店で繰り広げられる、クリスマスのお話。
そこではたらく胡桃さんは、おとずれるお客さんにおいしいミルクティを入れ、ジンジャークッキーを焼く。
赤い鼻の、なんだかにくめない顔。胡桃さんの化身。
心があらぶっても、さみしくても、飲むとホッと、いやしてくれるような。
まさにミルクティをそのまま文章に表したような、ぽかぽか、あたたかい世界です。
あたたかい人のそばにいると、自分も優しくなれるね。
やさしさをもらうと、次は自分もだれかにわたせるね。
素敵な瞬間がたくさん生まれて、それを見るたびに、きっと、あたたかい人のことを思い出す。大切な時間を、きっと作っていける。
まだ心がじわぁとあったかいままです。
ハッピーミルクティ!!クリスマスが楽しみになる、すてきなお話をありがとうございます。
文化祭のあと。心の位置はどうしても、いつもより跳ね上がる、異空間。生まれる沢山のドラマ。 そんな中、輪から外れて非常階段に女の子が一人。 文化祭のあと独特の、雰囲気たっぷりな場面が見えるような、丁寧かつ選び抜かれた言葉で綴られていくお話。 短い中に、主人公の素直になれない気持ち、後悔、ドキドキがめいっぱい広げられていました。 好きって、どうして生まれてしまったんだろう。どうして気づいてしまったんだろう。 好きって、いやなものをたくさん生むね。どこに行くの。わたしは、どうすればよかったの。 吐き出せない不安が涙となってこぼれたとき、それを受け止めてくれたのはずっと見ていた、人。祭りのあとの香りがする、胸。 後の祭り。後悔しても遅いと思ってた。 でもはじまったのは、祭りのあと。 訪れる秋の気配。結びついた、二人の気持ち。だれかと手をつなぎたくなる、素敵な短編をありがとうございました。
文化祭のあと。心の位置はどうしても、いつもより跳ね上がる、異空間。生まれる沢山のドラマ。
そんな中、輪から外れて非常階段に女の子が一人。
文化祭のあと独特の、雰囲気たっぷりな場面が見えるような、丁寧かつ選び抜かれた言葉で綴られていくお話。
短い中に、主人公の素直になれない気持ち、後悔、ドキドキがめいっぱい広げられていました。
好きって、どうして生まれてしまったんだろう。どうして気づいてしまったんだろう。
好きって、いやなものをたくさん生むね。どこに行くの。わたしは、どうすればよかったの。
吐き出せない不安が涙となってこぼれたとき、それを受け止めてくれたのはずっと見ていた、人。祭りのあとの香りがする、胸。
後の祭り。後悔しても遅いと思ってた。
でもはじまったのは、祭りのあと。
訪れる秋の気配。結びついた、二人の気持ち。だれかと手をつなぎたくなる、素敵な短編をありがとうございました。
金木犀の香りと、祭りの気配。都会とははなれた、地元の町。 遠くにいる彼氏に対する不安は、一度生まれると、ふくらんでいく。 どうして、そっちで就職したの。どうしても、帰ってこれないの。 一度飲み込んでしまうと、取り出すことが難しくなるね。 会えないから。声を聞けないから。自分の気持ちに、無理やりフタをするから。 嫌われたくない。負担になりたくない。 自分のわがままと、相手を思いやる気持ちが重なって、やってくる秋が切なさを増す。 でも、全部押さえて、「いい大人」にならなくたっていいんだって。生まれた「会いたい」を、捨ててしまわなくてもいいんだって。 たくさん飲み込んで、それでもこぼれた「会いたい」に、心がほっこりじんわりしました。 素直になることが気持ちをつなぐ。寒い季節への移り変わりを感じながらも、それでもあたたかい。素敵なひとつの恋愛模様です。
金木犀の香りと、祭りの気配。都会とははなれた、地元の町。
遠くにいる彼氏に対する不安は、一度生まれると、ふくらんでいく。
どうして、そっちで就職したの。どうしても、帰ってこれないの。
一度飲み込んでしまうと、取り出すことが難しくなるね。
会えないから。声を聞けないから。自分の気持ちに、無理やりフタをするから。
嫌われたくない。負担になりたくない。
自分のわがままと、相手を思いやる気持ちが重なって、やってくる秋が切なさを増す。
でも、全部押さえて、「いい大人」にならなくたっていいんだって。生まれた「会いたい」を、捨ててしまわなくてもいいんだって。
たくさん飲み込んで、それでもこぼれた「会いたい」に、心がほっこりじんわりしました。
素直になることが気持ちをつなぐ。寒い季節への移り変わりを感じながらも、それでもあたたかい。素敵なひとつの恋愛模様です。
「君の知らない空」スピンオフ作品。君空を読んでいたので、より楽しむことができました。 だれかと別れるとか、捨てるとか、捨てられるとか。 それってものすごく精神力をけずられるし、そのあともずっと残る。けずられてしまったものは、もう元には戻らない。 シングルマザーとしてせいいっぱい頑張っている主人公に、さらにその傷をえぐるような出来事。読んでいて、ものすごく悔しい。でもある、こういうこと。醜い気持ちが生まれてしまう瞬間。自分が劣っているんだって、嘆いてしまう時。 そういうとき、そばで手をにぎって、君には魅力があるんだよって、教えてくれる人の存在。きっと、涙が出るほどうれしくて、あたたかい。 けずられたから、お終いなんかじゃない。けずられた部分は、優しさや暖かさで埋めていくことができるから。 雨が少し好きになれる、素敵なお話をありがとうございました。
「君の知らない空」スピンオフ作品。君空を読んでいたので、より楽しむことができました。
だれかと別れるとか、捨てるとか、捨てられるとか。
それってものすごく精神力をけずられるし、そのあともずっと残る。けずられてしまったものは、もう元には戻らない。
シングルマザーとしてせいいっぱい頑張っている主人公に、さらにその傷をえぐるような出来事。読んでいて、ものすごく悔しい。でもある、こういうこと。醜い気持ちが生まれてしまう瞬間。自分が劣っているんだって、嘆いてしまう時。
そういうとき、そばで手をにぎって、君には魅力があるんだよって、教えてくれる人の存在。きっと、涙が出るほどうれしくて、あたたかい。
けずられたから、お終いなんかじゃない。けずられた部分は、優しさや暖かさで埋めていくことができるから。
雨が少し好きになれる、素敵なお話をありがとうございました。
スマートフォンから、突然出てくる王子様。王子様の役割は、主人公を癒すこと。 そんな夢のようなお話を日常にガッチン!と見事にミックスした、はじけるあめ玉のような、可愛いお話でした。 本当に、はじけるようなテンポ。次々とページをめくってしまう。登場人物みんな、生き生きして、本当に駆け回っているような。 失恋。友達。前からの。できたばかりの。 学校。海。夏。ときめき。新しい、恋。 主人公が「大好き」と告げた、自分のエゴよりも相手を優先することを選んだ、その瞬間は胸がキュウときしみました。 きっと、読み進めるうちにものすごく応援していたから。好きになっていたから。青葉も、楓も。 それは、いつから恋になったのか。生まれていた感情は、とてもとても愛おしい。 初恋が、永遠の本物になるときを願って。素敵で可愛い、カラフルなお話をありがとうございました!
スマートフォンから、突然出てくる王子様。王子様の役割は、主人公を癒すこと。
そんな夢のようなお話を日常にガッチン!と見事にミックスした、はじけるあめ玉のような、可愛いお話でした。
本当に、はじけるようなテンポ。次々とページをめくってしまう。登場人物みんな、生き生きして、本当に駆け回っているような。
失恋。友達。前からの。できたばかりの。
学校。海。夏。ときめき。新しい、恋。
主人公が「大好き」と告げた、自分のエゴよりも相手を優先することを選んだ、その瞬間は胸がキュウときしみました。
きっと、読み進めるうちにものすごく応援していたから。好きになっていたから。青葉も、楓も。
それは、いつから恋になったのか。生まれていた感情は、とてもとても愛おしい。
初恋が、永遠の本物になるときを願って。素敵で可愛い、カラフルなお話をありがとうございました!
幼なじみの、ふたり。 とても丁寧に作られた物語。ただ書きなぐっただけじゃない。ひとりの感情を持った人間として、描かれる登場人物たち。 その感情、気持ちが、とても自然で。 気持ち同士が、すれ違ったりどこかズレていたり。思いやったり。 まっすぐでやさしい人に恋をした。 ちがうひとのものになって、すこし色が変わってゆくその人を、嫌いになりたかった。でもなれなかった。その人はやさしく、すぐそばにいる。 気持ちは、そう簡単に消せるものじゃなくて、それはつらくて、苦しくて、どうしようもないもので。 それでも強く、顔を上げて走り出した主人公に、救われるような気持ちになりました。 溶けるのは消えることじゃない。 消えてくれない。なかったことにはならない。でも、たしかにあった輝きは、いずれ自分をもっと輝かせるはずだから。 切なく、けれど前を向けるお話をありがとうございました。
幼なじみの、ふたり。
とても丁寧に作られた物語。ただ書きなぐっただけじゃない。ひとりの感情を持った人間として、描かれる登場人物たち。
その感情、気持ちが、とても自然で。
気持ち同士が、すれ違ったりどこかズレていたり。思いやったり。
まっすぐでやさしい人に恋をした。
ちがうひとのものになって、すこし色が変わってゆくその人を、嫌いになりたかった。でもなれなかった。その人はやさしく、すぐそばにいる。
気持ちは、そう簡単に消せるものじゃなくて、それはつらくて、苦しくて、どうしようもないもので。
それでも強く、顔を上げて走り出した主人公に、救われるような気持ちになりました。
溶けるのは消えることじゃない。
消えてくれない。なかったことにはならない。でも、たしかにあった輝きは、いずれ自分をもっと輝かせるはずだから。
切なく、けれど前を向けるお話をありがとうございました。
ファンタジー、愛恋物をあまり読まないわたしでも、一気に引き込まれるお話でした! なんていうのかな。登場人物が、本当に魅力的なんです。ヴァンパイアは人を惑わす色香があるらしいのですが、描かれている人物たちから、実際に溢れ出ているよう。 数ページ読んだだけで読者を引き込めるほど、しっかり作り込まれたお話には脱帽です! 主人公は、決して完全な強い女の子じゃない。けれど、必死で強くあろうとしている。 だれにも見せなかった、見せることができなかった心を溶かしたのは、真実の愛だと思います。 タイトルにぴったり、どっぷりと素敵なお話に浸らせていただきました。
ファンタジー、愛恋物をあまり読まないわたしでも、一気に引き込まれるお話でした!
なんていうのかな。登場人物が、本当に魅力的なんです。ヴァンパイアは人を惑わす色香があるらしいのですが、描かれている人物たちから、実際に溢れ出ているよう。
数ページ読んだだけで読者を引き込めるほど、しっかり作り込まれたお話には脱帽です!
主人公は、決して完全な強い女の子じゃない。けれど、必死で強くあろうとしている。
だれにも見せなかった、見せることができなかった心を溶かしたのは、真実の愛だと思います。
タイトルにぴったり、どっぷりと素敵なお話に浸らせていただきました。
なんだろうな。ほんと、説明するのがむずかしいのだけれども、でもとても魅力的なお話なんです。この魅力はなんだろう。 とても、心がこそばゆくて、ムズムズして、ちょっと切ない。けれど、悪くない心地。 学生時代に感じるやるせなさとか、焦りとか、でもそういうの、子供だとか青春だとかで片付けられるものではないんだな。 無知なわけじゃない。彼も、彼女も、わかってる。 好きなひとが自分を好きになるわけじゃないこと。 努力して必ず報われるわけじゃないこと。 血は牛乳色にならないし、世界征服だって、そんなの、自分の手で変えられるものなんて数すくなくて。 世の中の不条理に気づいてる。それでもやさしい世界を、願わずにはいられないのです。 日常に散らばってるものが、すごく愛おしく見えてくる。ふんわり、ずっしり、この魅力のなかにぜひ入り込んでみてください。
なんだろうな。ほんと、説明するのがむずかしいのだけれども、でもとても魅力的なお話なんです。この魅力はなんだろう。
とても、心がこそばゆくて、ムズムズして、ちょっと切ない。けれど、悪くない心地。
学生時代に感じるやるせなさとか、焦りとか、でもそういうの、子供だとか青春だとかで片付けられるものではないんだな。
無知なわけじゃない。彼も、彼女も、わかってる。
好きなひとが自分を好きになるわけじゃないこと。
努力して必ず報われるわけじゃないこと。
血は牛乳色にならないし、世界征服だって、そんなの、自分の手で変えられるものなんて数すくなくて。
世の中の不条理に気づいてる。それでもやさしい世界を、願わずにはいられないのです。
日常に散らばってるものが、すごく愛おしく見えてくる。ふんわり、ずっしり、この魅力のなかにぜひ入り込んでみてください。
命の終わりは、とても切ない。とても儚い。 心は寄り添っているけれど、その体は、届かないところに行ってしまおうとしている。 お互いの思いと、それでも止まらない時に、心がヒリヒリします。 夜空に輝く星になりたい。 ホタルよりもずっと遠い光。 けれど、あなたに、ずっと見上げてもらえるから。それは、ホタルよりもずっと永く、強い光。 目の前に、ふたりの夜が広がってくるよう。優しく丁寧な描写のなかで、つむがれていくお話はとても淡く心にしみました。 夏なのに、シンと心に降るそれは、まるで初雪のよう。 静かな夏の夜に、ぜひご一読を。
命の終わりは、とても切ない。とても儚い。
心は寄り添っているけれど、その体は、届かないところに行ってしまおうとしている。
お互いの思いと、それでも止まらない時に、心がヒリヒリします。
夜空に輝く星になりたい。
ホタルよりもずっと遠い光。
けれど、あなたに、ずっと見上げてもらえるから。それは、ホタルよりもずっと永く、強い光。
目の前に、ふたりの夜が広がってくるよう。優しく丁寧な描写のなかで、つむがれていくお話はとても淡く心にしみました。
夏なのに、シンと心に降るそれは、まるで初雪のよう。
静かな夏の夜に、ぜひご一読を。
主人公をとりまく人たちは、グラグラした足場に、いつも立っている。
その不安定さは、捉え方によっては抗えない魅力。
七海に惹かれ、グラグラに足を踏み入れた歩夢。足元には、深く暗い、闇が広がっていた。
強さと弱さって、こんなにも紙一重なのか。読み進めるうちに、やるせなさと衝撃に次々と襲われました。
人が死を選ぶとき。その理由は、弱さだけでは片づけられない。
生きるってなんだろう。もしかしたら、そのことを深く考えてしまう質の人間が、理由を見つけきらずに、死を選ぶのかもしれない。でも。
「おだやかに、命を削っていきたい」
ぽっかりと大きなものを失った世界で、歩夢と七海が見つけた答えに、鳥肌がたちました。
えぐるような痛みのなかに見せてくれたきらめき。まさに、このお話は孤高の魚。圧倒的な筆力と独特の雰囲気に、ぜひどぷんと浸ってください。