後の祭り、祭りのあと
恋愛(学園)
完
0
秋野桜/著
- 作品番号
- 939586
- 最終更新
- 2015/12/26
- 総文字数
- 17,758
- ページ数
- 25ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 32,325
- いいね数
- 0
馬鹿みたいだった
気が付いたら
手遅れみたいだった
だけど怖くて
あと一歩が踏み出せない
最高潮まで盛り上がった
そんな祭りのあとには
一体何が残るの
2013/09/16~2013/09/29
review thanks!
かなさん / 森泉 林檎さん
この作品のレビュー
2013/10/07 23:47
投稿者:
かな
さん
あとのまつり
文化祭のあと。心の位置はどうしても、いつもより跳ね上がる、異空間。生まれる沢山のドラマ。 そんな中、輪から外れて非常階段に女の子が一人。 文化祭のあと独特の、雰囲気たっぷりな場面が見えるような、丁寧かつ選び抜かれた言葉で綴られていくお話。 短い中に、主人公の素直になれない気持ち、後悔、ドキドキがめいっぱい広げられていました。 好きって、どうして生まれてしまったんだろう。どうして気づいてしまったんだろう。 好きって、いやなものをたくさん生むね。どこに行くの。わたしは、どうすればよかったの。 吐き出せない不安が涙となってこぼれたとき、それを受け止めてくれたのはずっと見ていた、人。祭りのあとの香りがする、胸。 後の祭り。後悔しても遅いと思ってた。 でもはじまったのは、祭りのあと。 訪れる秋の気配。結びついた、二人の気持ち。だれかと手をつなぎたくなる、素敵な短編をありがとうございました。
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