朝起きて、味噌汁飲んでいたら……
「やはり、もうあの寺子屋行きたくなーい!!農業させられるぞ?! ほぼ体罰だよ?! 人権的問題なくね?」
おじいちゃんは怪訝そうにわたしの顔をのぞき込んだ。
「狸だからな、『人権』なんか当てはまらないもんじゃ。」
「こら!! 千結ちゃん! 早くいってらしゃい!!!!」
あの山姥はまたわたしのことを家から追い出した。自分の孫は可愛くないの?
べー!!
「おい、千結! 迎えに来たぞ」
「え? 牙くん?!」
「ほら!」
牙くんはわたしの荷物を肩に担いで、わたしを姫様抱っこした。
「き、きゃっ!!」
まるで少女漫画のワンシーンみたいだ!!
でも、街に出るとみんなはこっちの見てニヤニヤするのが恥ずかしい!!
わたしは顔を真っ赤にしながら必死に牙くんに訴えた。
「お、おろして!! 自分足あって、あるけるんでーす!!」
牙くんはニヤニヤ。
「そんなことはできねぇな、俺のペットが逃げたら困るんで」
だから!!ペットじゃないんって!!
そのままの格好で寺子屋まで抱っこされた。すると、そこには深川くんが待ち構えていた。
「おい、千結ちゃんはいやがってるんだろっ」
深川くんの尻尾はぽわっ!!と。耳はふさっと! 目は高くつりあがっている。
「千結ちゃんを悲しませるやつ、許さない」
深川くんはまるで唸るような声でそう言い、牙くんに牙を向けた。
や、やばい!! このままじゃ喧嘩になって怪我人が出るかもしれない!! わたしが止めなきゃ!
「あ、いや、その……深川くんの持ってきた教科書みるのたのしみだな〜」
深川くんも牙くんもわたしの方を向いてくれることもなく、お互いの目をじーっと見つめ合っていた。
わたしの飼い猫も喧嘩するまえに同じ仕草したんだな。これは危険!
「千結ちゃ〜ん! 遊ぼうよ〜!!」
丸吉が障子をスッーと開けてポンポンポン!!と軽い足取りでわたしのところまで駆けた。
「痛っ! もうちょっと優しく!!」
丸吉はわたしの手首を強く掴んで、教室の方へと強引的に引っ張った。
今日は金曜日ではなかったので、化け術テストもなかった。寺子屋でみんなは別々の課題に取り組んでおり、ポン助先生がゆっくりと教室を回りながらみんなを個別指導した。
わたしは正直なにをやればいいかわからず、先生が回ってきたら嫌なので庭で化ける練習をすることにした。
流石につまらなかった。最初の数分は真面目にやっていたけど、いくら頑張っても何も起こらず、やがて昼休憩までぼーっと庭を眺めることにした。庭の木の上にモズが2匹止まっていて、ピーっと口笛を吹いて演奏してくれていた。
寺子屋が終わると丸吉と深川くんと柊さんと牙くん、みんなと一緒におばあちゃんの家の庭で化ける練習をしにいくことに。
「もぉー!! この本訳わからない!」
わたしはびょ〜んと岩の上で仰向けに広がった。空には書道の墨を白くして描いたような雲がいくつか浮かんでいた。
「これ、小たぬきの寺子屋の一年生の本だよ?! これも難しすぎるなんて……」
さすがの牙くんも無能なわたしに呆れたみたい。
「千結ちゃんにそんなひどいことを……」
やはり、今朝の出来事から深川くんと牙くんの中はまだだいぶ張り詰めている。
「もう数時間取り組んでいます。今の牙さんと深川さんも一触即発です。そろそろ休憩を入れて頑張っている千結さんのご褒美としてお菓子でも買いましょうっか?」
ナイスアイデア柊さん!
「やはり、もうあの寺子屋行きたくなーい!!農業させられるぞ?! ほぼ体罰だよ?! 人権的問題なくね?」
おじいちゃんは怪訝そうにわたしの顔をのぞき込んだ。
「狸だからな、『人権』なんか当てはまらないもんじゃ。」
「こら!! 千結ちゃん! 早くいってらしゃい!!!!」
あの山姥はまたわたしのことを家から追い出した。自分の孫は可愛くないの?
べー!!
「おい、千結! 迎えに来たぞ」
「え? 牙くん?!」
「ほら!」
牙くんはわたしの荷物を肩に担いで、わたしを姫様抱っこした。
「き、きゃっ!!」
まるで少女漫画のワンシーンみたいだ!!
でも、街に出るとみんなはこっちの見てニヤニヤするのが恥ずかしい!!
わたしは顔を真っ赤にしながら必死に牙くんに訴えた。
「お、おろして!! 自分足あって、あるけるんでーす!!」
牙くんはニヤニヤ。
「そんなことはできねぇな、俺のペットが逃げたら困るんで」
だから!!ペットじゃないんって!!
そのままの格好で寺子屋まで抱っこされた。すると、そこには深川くんが待ち構えていた。
「おい、千結ちゃんはいやがってるんだろっ」
深川くんの尻尾はぽわっ!!と。耳はふさっと! 目は高くつりあがっている。
「千結ちゃんを悲しませるやつ、許さない」
深川くんはまるで唸るような声でそう言い、牙くんに牙を向けた。
や、やばい!! このままじゃ喧嘩になって怪我人が出るかもしれない!! わたしが止めなきゃ!
「あ、いや、その……深川くんの持ってきた教科書みるのたのしみだな〜」
深川くんも牙くんもわたしの方を向いてくれることもなく、お互いの目をじーっと見つめ合っていた。
わたしの飼い猫も喧嘩するまえに同じ仕草したんだな。これは危険!
「千結ちゃ〜ん! 遊ぼうよ〜!!」
丸吉が障子をスッーと開けてポンポンポン!!と軽い足取りでわたしのところまで駆けた。
「痛っ! もうちょっと優しく!!」
丸吉はわたしの手首を強く掴んで、教室の方へと強引的に引っ張った。
今日は金曜日ではなかったので、化け術テストもなかった。寺子屋でみんなは別々の課題に取り組んでおり、ポン助先生がゆっくりと教室を回りながらみんなを個別指導した。
わたしは正直なにをやればいいかわからず、先生が回ってきたら嫌なので庭で化ける練習をすることにした。
流石につまらなかった。最初の数分は真面目にやっていたけど、いくら頑張っても何も起こらず、やがて昼休憩までぼーっと庭を眺めることにした。庭の木の上にモズが2匹止まっていて、ピーっと口笛を吹いて演奏してくれていた。
寺子屋が終わると丸吉と深川くんと柊さんと牙くん、みんなと一緒におばあちゃんの家の庭で化ける練習をしにいくことに。
「もぉー!! この本訳わからない!」
わたしはびょ〜んと岩の上で仰向けに広がった。空には書道の墨を白くして描いたような雲がいくつか浮かんでいた。
「これ、小たぬきの寺子屋の一年生の本だよ?! これも難しすぎるなんて……」
さすがの牙くんも無能なわたしに呆れたみたい。
「千結ちゃんにそんなひどいことを……」
やはり、今朝の出来事から深川くんと牙くんの中はまだだいぶ張り詰めている。
「もう数時間取り組んでいます。今の牙さんと深川さんも一触即発です。そろそろ休憩を入れて頑張っている千結さんのご褒美としてお菓子でも買いましょうっか?」
ナイスアイデア柊さん!



