ヴァンパイア猫耳エクレア

青吉くんと遊ぶのを楽しみにしていたのに…青吉くんのお母さんのおやつのシュークリームを楽しみにしていたのに…なにより、青吉くんのことはますます心配だ…

泣きたいほどだ…

雨はぽつんぽつんと降り出したその時だった。

「あ、エクレアちゃんに透助くん!ちょうど良いだ!!濡れちゃうでしょう!こっちにおいでおいで!夜桜祭りのためのごちそう試食してくれないかな?」

かっぱパン屋の喜兵衛さんに声をかけられた。喜兵衛さんはやはり立派なかっぱだ。おやつをいつもあげてくれるから尊敬します。

おやつ?!ワイ!!!!!!!わたしのかおはパッと明るくなったとともに尻尾も力強くフリフリ。

「おじさん、いいんですか?じゃ、お言葉に甘えて。」

お兄ちゃんったら!!本当にいいのなんて聞いたらダメと言われるかもしれないじゃん!!こんなチャンスは逃しちゃいけないもんだ!!わたしはお兄ちゃんを説教しなくちゃ!