ヴァンパイア猫耳エクレア




みんなは冷蔵保管タンクまでのあんな長い道をぴょんぴょん跳ねるのがめんどくさいとわめいた提灯おばけさんたちを抱き上げながら、商店街を抜けて、東の森のなかのけもの道へ出た。まるでピクニックにでも行ってるようにみんなはワイワイ喋りながら進んでいた。森のなか、提灯の赤い光に照らせれてはまた闇に沈み込む木々の中にも桜の木はあっちこっちあった。町の桜と同じく、一つか2つかくらいの芽はもう開いていて綺麗な花は咲いていた。

そんな楽しい気分だけど…

いや…やはりその裏には、みんなの言葉の裏には、なんとも言えない緊張感もどこかあるな。よ〜く見たらあっちこっちキョロキョロ見たり大人もいれば、完全に黙っていて何も言わない者も。

ふ〜ん

突然、みんなは黙り込んだ。道を進むにつれて羽音がどんどん大きくなり、やがて轟音とまで言えるほどに!

ぶ〜んぶ〜んぶ〜ん
 ぶんぶんぶんぶんぶ〜ん
  ぶんぶんぶんぶんぶんぶぶぶぶぶぶぶ〜ん!!!!!!!