ヴァンパイア猫耳エクレア

「ごめんな、これしかなかった。でも、みんなに電話しておいたからこれからは一緒に冷蔵保管タンクを点検しに行くよ。大丈夫だよ、心配いらないぞ。ほら、人間も怪我したあとかさぶたができるだろう?きっと同じように血液冷蔵保管タンクからのパイブが固まった血液で詰まっちゃっただけだよ。」

と喜兵衛さんはテーブルにコップとあの血液パックを置いて、お父さまの肩をトントンと軽く叩きながら言った。

お父さまと喜兵衛さんは親友だ。お父さまが初めてこの町に来た時お母さまと出会ったのも、このかっぱパン屋さんでのことだった。そして、そのときは、喜兵衛さんはまだおじいちゃんかっぱの弟子入りで間違えてお母さまとお父さまの注文を切り替えってしまったとか。

お母さまは喜兵衛さんから貰った血液パックを4等分にし、喜兵衛さんで軽いおしゃべりをしながら町のみんなが来るのを待つことにした。