ヴァンパイア猫耳エクレア



みんなが集まったら町へと丘を下っていた。そして、商店街へ入り、かっぱパン屋さんのドアをコンコンコンと叩いた。

キッー

かっぱの緑色の水かきつき指が少し開けられたドアの隙間から見えてきた。

「ごめんな。まだパンを焼いている途中でさー」

「あ、いや、こんなに夜早くてすまないけど、我家の蛇口から血液は流れなくなってさ、少し分けてもらえないかな?」

お父さまはかっぱパン屋の喜兵衛さんの話がまだ終わっていなかったのに、早口でそう言った。変だな。お父さまはこんなに急いでいることみたことないかも。

「え?!?!あ、ぜひぜひ中へお入り!テーブルで座っておいで!」

喜兵衛さんはそう聞いたとたんドアをパーッと大きく開いてくれてから早足で店の奥へと消えた。

しばらくすると1リットルの牛乳パックくらいの大きさの血液パックを持ちながら戻ってきた。