手芸部糸島の推理

ミステリー・サスペンス

手芸部糸島の推理
作品番号
1774734
最終更新
2026/02/09
総文字数
68,313
ページ数
7ページ
ステータス
完結
PV数
17
いいね数
1
 シャーロック・ホームズは言っていた。

「人生という無色の糸の束には、殺人という緋色の糸が一本混じっている。ぼくらの仕事はその糸の束を解きほぐし、緋色の糸を引き抜いて、明るみに出すことなんだ」と。

 違う。
 私はほぐすのではなく、紡ぎたいのだ。
 糸を解くのは、どこか悲しい。
 誰かの痛みや嘘を暴くことに似ている。けれど、紡ぐことには希望がある。見えない心を形にし、想いを布に織り込んでいく。
 それが私――糸島綾の、やりたいことだった。

 針と糸で心を結び直す、やさしい手芸部ミステリー。
あらすじ
桐ノ宮高校手芸部に入部した糸島綾は、針仕事に没頭する静かな日常を望んでいた。かつてある事件を解決し名を知られた彼女は、もう謎には関わらないと決めていたが、部内で起こる不可解な出来事に否応なく向き合うことになる。緑の服の違和感、黒い糸の布、引き裂かれたウエディングドレス――糸島は手芸の知識と観察眼で、悪意ではなく想いから生まれたほころびをほどいていく。針と糸で人の心を結び直す、静かな再生の物語。

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