想いと共に花と散る

貴方は、理想のお父さんだった。


当たり前のように名前を呼んでくれて、


笑ってくれて、


褒めてくれて。



貴方の背中を追いかけたいと、


いつからか思うようになっていた。



居場所を与えてくれたのは、貴方。


手作りの味噌汁を一番初めに褒めてくれたのは、貴方。


『雪華』という名前を綺麗だと言ってくれたのは、貴方。



本当は血なんて繋がっていない。



それでも、


私は貴方の息子になれて、

娘に代わってあげられて、


幸せでした───。